「“文学少女”と死にたがりの道化」

 「“文学少女”と死にたがりの道化」を読み終わった。ライトノベルとしては良くわからないが、とりあえず面白かった。面白かったのはラストの部分を中心にしている。つまり前半は何と言うかあまり面白くない。たぶん、本屋で立ち読みしていたら買わなかった類の小説だと思う。そして最後まで読んでわかったのだが、この小説は基本的には、この作者が今までの自分の作品を読んだ読者に向けて書いたものだと思った。たぶん私が前半部分を十分に楽しめなかったのは、そのせいだと思う。
 内容は学園モノで、部員のほとんどいない文芸部があって、おちゃめな女生徒の先輩がいて、どじっ娘が出てきて、主人公は男子生徒。ちょっとした謎があって、あんまり積極的に謎に関わりたくないんだけど、と言いながらその謎にどっぷり漬かってしまう主人公がいて、おちゃめな先輩は長いみつあみでメガネはかけていないんだけど、謎を解く手がかりをくれたりする。ついでにその先輩は、子どもっぽいのと大人っぽいのが同居していて、胸が小さい。
 たぶん第6章(194ページ)から読み始めても、すんなり読めてしまってなおかつ、楽しいとこだけというお得なことになるかもしれない。そんな後ろから読んだら意味不明な小説になるかもしれないが、実は意味不明でも、それほど大差のないストーリーかも知れないとも思う。

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