「パンク侍、斬られて候」

 「パンク侍、斬られて候」を読み終わった。ことのほか面白かった。時代劇風だけど時代劇じゃないです。私の印象から言うと、村上龍と野田秀樹を足して割った感じ。もっと言うと、「海の向こうで戦争が始まる」と「瓶詰のナポレオン」を足した感じ。2で割らないのはどちらの作品もボリュームが少ないから。足すとちょうどのページ数になるんじゃないかな。
 内容は、主人公が突然、人を斬るところから始まります。そこを侍にとがめられ、ずるずると話が進みます。台詞は今風というか砕けたものと格式ばったものが入り乱れていますが、私は読みにくいとは思いませんでした。あとは音楽の知識がないと理解不能な部分がいくつか。私は理解できませんでした。たぶん「パンク侍」と言うからにはパンク系の音楽なんでしょう。
 351ページから352ページにかけて、最後の一部分なのですが、どうにも残念だった部分がありました。どうでもいいって言えばどうでもいいことなんですけど。「竹べら」は中途半端でしょう。もっとぜんぜん駄目なものか、もっとカッコいいものなら良かったのに、と思いました。
 とりあえず一気に読める面白くて好い本です。お勧めです。

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