読書、感想、ひきこもり、インターネット:「共生虫」

 「共生虫」を読み終わった。久しぶりにどす黒くてまわりくどい小説を読んだような気がする。300ページ程度の作品だったけどボリュームと迫力があって面白かった。この作者の作品を久しぶりに読んだけど、根本的に書きたいものは変わらないんだなぁ。流れとしては「海の向こうで戦争が始まる」「愛と幻想のファシズム」「五分後の世界」あたりに近いんだと思う。
 ストーリーはヒキコモリの男がインターネットを使って自分をつきつめていく。ネットで様々な情報を得て主人公は閉じこもっていた部屋から外へ飛び出すのだった。
 作者はインターネットの文章が下手な気がした。何だかインターネットっぽくないのは、文章が出来過ぎているせいかもしれない。あと、メールの引用とか単調になってるし、何より、インターネットなのに縦書きというのが違和感があるんだと思う。まあ、インターネットも作者にとっては演出の道具の一つなのかもしれない。

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