SF、古典、思想統制、右翼と左翼:手に入らない「1984年」ジョージオーウェル著と日本の姿

都議会選挙で自民党が負けたし、久しぶりに本の紹介記事でも書こうかと思ってアマゾンで「1984年」というジョージオーウェルの作品を探したところ、軒並み絶版になっていて驚いた。中にはすごい値段のついた古本がアマゾンに出店されていたりして二度とびっくり。いい話なんだから再版して欲しいと思う。
「1984年」の粗筋は、言語統制された社会で自由思想が統制される過程を描くもので、未来を描いた作品なのでジャンルとしてSFに分類されている。Macintoshを作っているAppleがこの作品をイメージしたコマーシャルを作って話題を呼んだ。
私は何だかSM的なものを感じてしまった。まあ主従という意味では間違っていないと自分では思っている。
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ジョージオーウェルが想像した世界は実現していないと言われるが、読み返してみて、日本では八割が現実化しているのではないかと感じている。
日本は女性が左翼だと思う。理由は「女性の権利」を向上することと「国際化」が表裏一体だからだ。女性は子どもを育てて思想統制する。女性はPTAから教育に影響を与える。女性はマスコミを通して大衆世論として政治に影響を与える。
欧米至上思想も共産思想も左翼だ。外国は自国の事を考えて他国に外圧をかける。内政干渉できないからだ。
他国は相手国の事を考えて外交することはないという基本的な考えを国際化思想が否定してしまう。良い国際化は世界の全ての人の平和を願うからだ。実際には自分の国が有利になる国際化が各国で展開されている。
マスコミが左翼なのは欧米至上思想と共産思想という対立軸て動いているからだ。客観性を至上と考えて国内と海外という主観が混じりやすい軸を避けている。そもそもマスコミは欧米で育った思想が強い。反体制を旗印に批判的な情報を生産していく組織である。海外の思想対立を軸に国内を批判している。海外に影響を与えている日本独自の思想はマスコミの持つ対立の構図には入っていない。
日本は現在、ローカルが薄くなっている。資本主義で効率重視で欧米至上主義だから地方や田舎よりも都会や外国が好きだ。田舎とか地方という言葉には暗い影がある。田舎は都会に憧れる。だから最後に行き着く欧米至上主義や共産主義に染まりやすい。要するに左翼だ。地方から都会へ左翼が集まってくるし、都会の出生率は低いから左翼が都会に溜まっていく。
国際化とか貧困社会を救うとか外国人を受け入れるとか、日本の道徳的に良い事を否定するつもりは無いけれど、今までの日本社会を破壊する恐れがあるものを、そんなに簡単に変えてしまっていいのかどうか。
歴史認識が違う、教科書の内容に他の国が口を出す、領土の線引きに認識の違いがあるなど、左翼的なマスコミが報道する内容だけを信じて、もしくは左翼に影響された大多数の「世論」や左翼的な教育内容のみを鵜呑みにしてしまっていいのかどうか。
私が言うように日本の女性の大半が左翼なら、日本の男性の大半が右翼にならないとバランスが取れない。バランスが取れなければどんなものでもいずれは崩れてしまう。
左翼思想も地球規模で見れば右翼なんでしょうが、地方をないがしろにして中央政治ができないように、自国をないがしろにして国際的な政治は成り立たないのではないかと思う次第です。

SF、古典、思想統制、右翼と左翼:手に入らない「1984年」ジョージオーウェル著と日本の姿” に対して 2 件のコメントがあります

  1. 管理人 より:

    右翼に関する関連情報
    「ウィキペディア-右翼( http://ja.wikipedia.org/wiki/%……F%BC)」
    日本の右翼団体の歴史や実情、外国の右翼の大まかな情報が掲載されています。
    「右翼の正体( http://www.geocities.jp/uyoku3……真実( http://uyoku33.hp.infoseek.co.jp/)」
    右翼団体の活動に関することや、ネット右翼の事に触れています。
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    上記のサイトを読んでいて思うのは、流れとして右翼は実力行使する事が多い団体で、国によって事情は様々ながら、トータルで見ると社会の中でそれほど大多数を占めることは少ないようです。
    保守的な地域では「よそ者」を嫌ったり、実力行使で排除するような話も聞くのでまあそんなものかなとは思います。
    アメリカなどで活発なのは、世界の中心の国であるという自負が、「自国の繁栄=世界の繁栄」みたいな発想を生んでいるからなんでしょうか?

  2. taiji より:

    ポストモダン以降、無気力的左傾化がお洒落とされていた時代は確実にあったからねぇ。日本がイケイケだったから受けたんだろうけど、衣食足りてなければそれどころじゃねーよな。そのツケは結構効いてきていると思うんだ。無自覚な左傾化の。
    動物農場もお奨めであるよ。
    オーウェル先生はバリバリのコミュニストである割には全体主義が大嫌いで時折アナーキストなんじゃないかと思うのであるけれど、英国の植民地支配への反感と、共産主義の限界を悟っちゃった事が原因なんだろうかね?
    思想統制に関して言えば、右派もすれば左派もする。連帯と言うのは常にイドラに挑まなければならないものだし、どんなにがんばっても集団はあっという間に腐敗する。でまた、それがオルグし合ってるもんだから、ある範疇に於いて自分はこの団体には同意と思っても、それに余計なオマケが沢山ついてくる。たとえばだけど、自分は地方分権には賛成、従軍慰安婦は要調査、鯨は食べても構わない、原発は作りすぎ、とか何とか思っていても全部セットで着いてくるもんだから取捨選択ができない。選ぶとそれは変節とか日和見とかノンポリとか反革命分子とか呼ばれちゃうんでしょ。始末が悪い。
    個の連帯と言うのは、何とか実現できんもんかね。
    自分は票の空撃ちだけはせんようにするくらいしかできんけどね。

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