ボットウイルスに関して

 読売ウイークリーの記事を読んでから、ボットウイルスに関してざっと調べてみました。
 まず、「ボット」というのはインターネットのヘビーユーザーには馴染みのある単語で、自動的にデータを収集するCGI(ソフトウエアー)の事を指します。例えば、自動的にサイトのアドレスと内容を収集し、データベースに保存していく手法を使っている検索サイトの「google(http://www.google.co.jp}」が使っている自動データ収集CGIの事をボットと呼びますし、登録したサイトの更新日および更新内容をサイトで表示してくれたりメールを送ってくれたりする「はてなアンテナ(http://a.hatena.ne.jp/)」のデータを収集するCGIをボットと呼んでいます。
 ボットが作るネットワークに関してですが、ずいぶん昔、10年以上前から、インターネットに繋がったパソコンを活用して、大量のパソコンの資源を使い、スーパーコンピュータに匹敵する処理をしてもらうという研究はされていました。そういった研究の一端として「SETI@home(http://boinc.oocp.org/sah/indexj.php)」というサイトで天文台のデータを解析するためにインターネットに繋がった個人のパソコンという資源を活用したりしています。
 上記の二つの今まであった技術を悪意を持って使うと「ボットウイルス」になるようです。ウイルスとはいっても、自動的に感染していく狭い意味でのウイルスの部分は、本当に感染だけを目的とし、感染したことでボットウイルスに強引に参加させられ命令を待つ状態になるようです。悪意のある行為はボットウイルスの作者がネットワークを通じて下した命令によるようです。
 記事をいくつか検索してみたのですが、2003年にボットウイルスに関する警告的な記事がありました。その後、2004年末から2005年の10月ぐらいまで記事が分散しています。集中しているのは2005年7月から9月まで。亜種が多くアンチウイルスソフトやセキュリティーソフトの対応が遅れているというのは事実のようです。ただし、効果が無いわけではないようです。

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