読書、感想、推理、オカルト:「僕と先輩のマジカル・ライフ」

 「僕と先輩のマジカル・ライフ」を読み終わった。まじめな大学生が周囲の友人に振り回されるという話で結構面白かった。4つの中篇からなり、それぞれオカルトっぽいタイトルがついている。作者は児童向け推理小説を書いている人で、「そして五人がいなくなる(http://shonenalice.seesaa.net/article/22708097.html)」「亡霊(ゴースト)は夜歩く(http://shonenalice.seesaa.net/article/32373425.html)」を読んだことがあるが、それぞれ読みごたえがあって面白い。
 内容は、非常にまじめな主人公が、幽霊が見える幼馴染と、怪しげな学生アパートの隣人の先輩に振り回される。推理小説の形式で謎を解いていくのだが、話のきっかけは全てオカルト現象の噂から始まる。
 「殺意の時間割―ミステリ・アンソロジー〈4〉」という本の中で同作者が書いた作品が入っているそうだが、その作品の主人公は、「僕と先輩のマジカル・ライフ」の主人公たちだそうだ。一度読んでみたい。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です