感想、マンガ、妖怪:「チキタ★GUGU」

 「チキタ★GUGU」の3巻を読み終わった。相変わらず面白いマンガです。人喰い妖怪の話なのにあまり死人が出ないから、登場人物がどんどん増えていくのが特徴です。作風は前向きにしてほんわか、簡素なタッチと途切れる感じのタッチが絵を下書き風に見せているところが、好みの分かれるところかもしれません。ちなみに1巻(http://shonenalice.seesaa.net/article/36404167.html)、2巻(http://shonenalice.seesaa.net/article/37194652.html)の感想がありますので、もしよろしければ。
 ストーリーは、妖怪にとってとても不味い主人公と、不味い人間を100年生かせば美味になると信じる人喰い妖怪が同居する話です。前の巻での雰囲気を引きずって、主人公と妖怪との微妙な距離が描かれています。主人公は良くわからない霊媒師的能力を少しずつ延ばしています。そして、少しずつ人喰い妖怪のことが分かるようになっていきます。
 オリジナルの世界観、オリジナルの妖怪たちなのですが、普通の妖怪の話よりもなおいっそう妖怪っぽいおはなしです。

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です