アルテアピンキー改造36 posted by (C)少年ありす
ピンキーストリートを改造して「ファイナルファンタジー・クリスタルクロニクル クリスタルベアラー」のアルテアというキャラクターを作る作業のメモのみっつ目です。ひとつ目はこちらから、ふたつ目はこちらからどうぞ。
ほぼ整形が終わった段階で、着色する前にスポンジのやすりで細かい凹凸を滑らかにしていきます。棒のヤスリと同様にあまりこだわりはありません。こちらは目が詰まれば使い捨てるので手入れの事も深く考える必要は無いでしょう。気にするとしたら、素材の細かい凹凸があるので、間違って平らにしてしまわないように気をつける事が重要です。
私は「デイトナ:スポンジ研磨材 スーパーファイン♯320~600」、「デイトナ:スポンジ研磨材 ウルトラファイン♯800~1000
」、「デイトナ:スポンジ研磨材 マイクロファイン♯1200~1500
」あたりを使っています。素材を水で洗ってから平皿に水を入れてスポンジヤスリを濡らし、目が粗い順番に使います。ヤスリは3~5cmに切ると使いやすいです。
一番面積の多いピンクを下地の色にしました。メガネのフレームの黒や、元の髪の毛の茶色が出てしまう端以外はパテが白に近いグレーなので、素材の色を隠す意味合いは薄いです。
使っている絵の具は「リキテックス」と「ターナー
」です。状況に応じて色を混ぜて使うこともありますが、大体は必要な色を探して買って使っています。色を混ぜると濁ってしまうので、ポップはキャラクタの場合には思うような色が出ないということがあります。
二種類のメーカーの使い分けは、光沢が必要かどうかです。リキテックスは光沢が出ますが、ターナーは光沢がありません。メガネの赤いフレームはポイントを持たせるためにターナーの赤を使いました。
下地のピンクを何度か塗って乾いた後で、毛の末端の黄色とメガネのフレームの赤を塗りました。基本的に厚塗りをしているので、絵の具を水で溶くことはありません。皿に絵の具を取り出してそのまま筆にとって塗っています。
筆はごく普通の「アクリル絵の具用筆」を使っています。少量の絵の具を皿に取り出し使い切るまで塗ってすぐに洗っています。アクリル絵の具は耐水性があるので乾いてしまうと皿からも筆からも落としにくくなるので注意して使ってください。
絵の具には「透明」と「不透明」があります。透明な絵の具は下にある色が出ます。そのため色むらも多いです。具体的には上の写真の黄色が透明色になります。何度も塗り重ねることでグラデーションをつける事が出来ます。
私は使っていないのですが、「Mr.ネコの手II」という道具がフィギュアの色塗りや乾燥のときに便利だそうです。着色して乾いていない部分がテーブルとかに触れてしまうと、失敗してしまうことが良くあります。特に「電動エアブラシ
」等を使う場合には必須なようです。
また、エアブラシを使うようになるとマスキング素材も色々と必要になってくるようです。
この頃のピンキーストリートは首の角度が変わるようなものも出ています。もっと色々なパーツが出て進化してくると、ピンキーストリートも面白くなるんじゃないかなぁ、と勝手に想像しています。
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