JetsonNano2Gを購入


RaspberryPiに飽きたから、と言うわけではないのだが気になる事があってJetsonNano2Gというワンボードマイコンを購入した。NVIDIAというグラフィックボードメーカーからの発売でグラフィックチップ性能が高いというのが売り。グラフィックチップはAIの計算や電子マネーの採掘に活用されているので、電子工作もクラウドAI等を活用したより高度なモノをターゲットにした機材になる、と思う。
全体的には物理的な拡張性よりも高度なソフトウェアとの連携に重点を置いている、と思う。使ってみないと分からない、と購入してみた次第です。

—–


とりあえず、開封して感じるのは小さいPC。サイズはRaspberryPi4よりやや大きい。基板サイズも大きいし、大きなヒートシンクが乗っているので高さもある。ヒートシンクには穴が開いていて40㎜のファンを取り付ける事ができるようになっている。電源やUSBやLANやHDMIのソケットが一つにまとまっているのもPCっぽいのかもしれない。スマートフォンやRaspberryPiは物理スイッチやソケットが方々に散在している印象がある。

ワンボードマイコンという言葉が何を意味するのかにもよるけど、JetsonNano2GはコアになるCPUとGPUがノートPCのメモリ状の基盤に乗っていてそれをデバイスやソケットが乗っている基盤に接続されるという形式になっている。今のところ分解する予定はないものの、CPUとGPUだけ取り外して最新のものに乗せ換えるという事も可能ではないのだろうか。RaspberryPiより拡張性が低いと書いたけど、この点に関してはRaspberryPiよりも上かもしれないし、PCっぽい部分でもある。

横から覗き込むとCPUとGPUが乗った基盤と接続された基盤の間に妙な空間がある。排熱もしくはCPUやGPUの熱が下の基盤に影響を与えないようにする空間にも見えるけど、奥がソケットっぽい感じもする。これは増設可能なものなのかどうか気になるところ。ネットを眺めていたらJetsonの基盤を複数接続できる基盤もあるようだし、そもそもノートPCのメモリが使えて増設できるならパワーアップが出来る仕様にはなっているのかもしれない。左右の基盤を支える金属留め具が無いので現状で何かを増設できるとは思えないのではあるけれど。

JetsonNano2GはWifiが付いていない。その為、有線LAN接続で動作テストしている。実際にモバイルとして考えているかと言われるとRaspberryPiに比べて最低部品が多いので優先度が低い。その為、Wifiの優先度も下がっている。

—–

ケースに関してはJetsonNanoの別バージョン用のモノを購入した。別バージョンであるが、寸法が全く一緒であったこと、穴の位置も違いが見られなかったために問題ないと考えた。USBやHDMIのソケットが違うし、電源ソケットがUSBtypeCに変更になっているのだが、開放型のケースを選んだので特に問題になる事は無かった。図面や組み立て手順が記載されているものは一切無かったが、簡単なケースなので迷うことは無かった。唯一、ファンの方向決めが頭を悩ませた。と言うのもケースとヒートシンクの隙間がないので、ファンから出ている電源ケーブルを通す場所を考えないといけない。結果としてはファンのコードを右側から出るように設置して、ヒートシンクの隙間を通して本体とつなぐのが最善なようだ。ファン用のソケットがLANケーブルソケットの裏に出ている。4ピンでPC用のファンも刺す事が出来る仕様になっていた。
実は10年ぐらい前に秋葉原で静音ファンをいろいろと探していた時期があって、その時に40㎜の静音ファンを買ったのが出てきた。形的には問題なくはまるので装着しようと思ったが、とめる為のネジが太さ長さが丁度良いものがなくて装着できなかった。後日ネジを探して装着してみようと思う。

—–

SDカードに書込むイメージはNVIDIAのサイトからダウンロードした。
https://developer.nvidia.com/embedded/downloads
この中で「Jetson Nano 2GB Developer Kit SD Card Image 」が該当する様子。ダウンロードして、SDカードに書込みをした。書き込みするソフトはインストールが面倒なので、RaspberryPiImagerを使ってみた。特にエラーメッセージは無かったが、無数のパーティションが作られているのが気になる。容量的には細かいパーティションなので圧迫する事は無いが。このパターンを何処かで見たなぁ、と思い返すと、ChromeBookのディスク内の構造だった。類似性があるのだろうか?

JetsonNanoと直接関係があるわけではないのだが、使っていたSDカードリーダーが壊れた。それも非常にわかりにくい形で故障していた。約28G以上は読み込めないっぽかった。32GのSDカードは正常に読み込めたりするので64GのSDカードメディアが故障したのかと思ってゴミ箱に捨てるところだった。32G以下もちゃんと読み込めているのか不安が残るので、新しいカードリーダーを購入した。多分このカードリーダーは20年以上使用していると思う。
新しいSDカードリーダーはUSB3.0に対応していて読み書きが速い、ような気がする。それほど気にするような事でもないのだけれども。

SDカードをJetsonNanoに差込む。ノック式になっていてRaspberryPiの感覚で奥まで入る前に力を緩めたら飛び出して来た。ちゃんと収めてケーブルを装着する。JetsonNanoはLANケーブルも必要になる。一方向にケーブルが生えているので壁掛けとか吊るすのもありかもしれない。電源はUSBtypeCなので、RaspberryPiと共有できる。
電源が入ると文字が流れてNVIDIAのロゴが出て最後にはUbuntuのインストール画面にたどり着いた。今までノートパソコンに何度もインストールしていた使い慣れたインストーラーだった。時間がかかったもののインストール作業が終わる。

NVIDIAもUbuntuなのかと思ってオレンジ色のいつものデスクトップを想像していたけれど、インストールされたものは雷がちりばめられたみたいなデザインのNVIDIAのゴロが入ったデスクトップだった。それも英語表記。途中で日本語をインストールしたのに反映されていない、と驚いた。仕方が無いのでメニューを開いていろいろと起動していたら言語設定が見つかる。開いてみると言語設定のセットアップが始まりしばらく放置せざるを得なかった。セットアップが終わるが確認しても日本語はインストールされている。まあ、とりあえず再起動をすると、必要な部分が日本語表記になっていた。ちなみに、別に英語表記のままでも困る事があまりない人は気にする必要はないかも。
日本語入力は更に右下の変換機能のアイコンを右クリックしてMOZCをインストールして選択すれば入力できる。インストールの時に日本語入力を選択したのは単なる準備ってだけだった様子。ちょっと騙された感が出てくる。

ソフトウェアを起動してGpartedをインストールする。RaspberryPiImagerもあった。ブラウザはChromeumだけだったのでFireFoxも一応インストールした。GoogleChromeがやはりインストールできなかった。今回はRaspberryPiの時と違いって、Googleのサイトからダウンロードしたアーカイブを途中までインストールできたかのように振舞って、別段エラーを吐く訳じゃなかった。静かに拒否された感じだった。試行錯誤すればインストールできるような雰囲気を残していたが、特に今のところ打開策なしだった。

—–

色々と作業を行いながらヒートシンクに触ってみたがちょっと冷たい程度の温度だった。ヒートシンクが凄いのかJetsonNanoが凄いのか分からないけど。動作に関してはメモリが2GのせいかRaspberryPiの操作感と大きく外れる事は無かった。これが4Gとか8Gだったらもっと速くなっているのだろうか?Swapファイルを作成する設定でインストールしたのでブラウザの起動とかで遅いのはSwapのせいかもしれない。

今後テストしてみたい作業
・USB3.0接続SSDからの起動で動作に変わりが出てくるのか。Swapファイルの読み書きが速ければ動作にも影響しそうではある。
・WifiのUSBドングルを使ってケーブルを使わない通信テスト。もしくはUSB接続以外に速いWifi接続方法があればテストしてみたい。
・ネジを買って冷却ファンの交換。今のところファンがうるさい程の音を立てていないので、あとは冷却効果だけど。
・そろそろ機材を購入して電子工作もしてみたい。RaspberryPiとJetsonNanoで互換性がありそうな事からやってみるのも良いかもしれない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

© 2021 少年ありすブログ - WordPress Theme by WPEnjoy