Windows11へアップグレードについて(システム要件回避策)

Windwos11のシステム要件に対応していないWindows10をシステム要件を無視してアップグレードする方法に関して、Youtubeの動画で見つけたために試してみた。

方法は簡単で、最新版の「Rufus」というOSインストール用のメディアを作成するソフトに、Windwos11のシステム要件を回避する機能がついているので、その機能を使う、というモノだった。この機能に関しては一応知ってはいたが、実際に効果があるのか懐疑的だったのでテストはしていなかった。今回問題なく使用できたので、記録として置いておく。

今回使用したRufusは、3.20.1929というバージョン。ダウンロードは本家「https://rufus.ie/ja/#google_vignette」から行った。より安全を考えるなら窓の杜「https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/rufus/」でも良いかもしれない。

Windows11のダウンロードはMicrosoftのサイト「https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows11」から行った。Microsoftも新しい製品が出るたびにサイトの構成を変更させるので、都度調べる方が良いかもしれない。

他に32G以上のUSB等のメディアが必要になる。速度を気にするならUSB3.2とかのお高いUSBを用意したらよいが、手持ちにあるUSB2.0の低速USBでも問題なくアップグレードできた。USB2.0でも書込み30分~50分程度、インストール時の呼出しで30分~50分程度だったので、高いUSBを買ってきても一時間程度の時間短縮にしかならない。
USBはアップグレードに使用すると中のデータを削除するので、必要に応じてバックアップを取ると良い。

アップグレードしたいPCがMBRなのかGPTなのかの確認が必要になる。デフォルトなら右下にあるWindowsマークを右クリックして「ディスクの管理」を選択して下段のC:を含むディスク(通常なら「ディスク0」)の左側を右クリックして、開いたウインドの「ボリューム」というタブを開く。「パーティションのスタイル」に記載されている。古いPCならだいたいMBRだけど、中途半端なものはGPTだったりするので確認はした方が良い。

PCにUSBメディアを装着し、Rufusを起動する。「デバイス」は装着したUSBメディアであることを確認する。これが間違っていると無関係なメディアのデータを削除してしまう事になる。「ブートの種類」の右側の「選択」を押してダウンロードしたWindows11のファイルを選ぶ。「ファイルシステム」で先ほど確認したMBRもしくはGPTを選択して「スタート」ボタンを押す。ここで、ウインドが開くので一番上の「Remove requirement for 4GB+ RAM,Secure Boot and TMP 2.0」にチェックを入れる。これがシステム要件を回避する機能になる。OKボタンを押すと、メディアに書込みが開始されるので終わるまで待つ。

USBメディアが出来たら、目的のWindowsPCに装着する。メディアの中に「setup.exe」というファイルがあるのでダブルクリックして実行すると、Windwos11のアップグレードが開始される。色々と確認をするため待たされるが、基本的にはOKを押して先へ進めればWindwos11のアップグレードは完了して、再起動の後にWindows11が立ち上がる事になる。


■(参考)Windows 11へのアップグレードはいつまで無料?改めて10からのアップグレード要件を確認する
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/topic/feature/1442121.html

Windows11への無償アップグレードは2022年10月5日までとのアナウンスもある。実際に有償になるのか、機関の延長はあるのか等は不明のままであるので、もしかしたらうやむやのままにずっと無料で行くかもしれないが、アナウンスされている以上は突然アップデートが出来なくなっても文句を言えない状況ではある。

逆に、システム要件を満たしていないWindows11が何処までサポートされるかと言うのも不明である。Windwos11のアップグレードの際に強く打ち出していた要件なので、システム要件を満たしていないWindows11はほとんど存在しないものとして切り捨てられる可能性もある。

どうしても不安が残るのは困ると言う人は、素直に新しいWindows11を購入するしかない。


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