Oange Pi 5の動作検証など

OrangePi5というSBCが話題になっていたのが4カ月程前2022年10月ぐらいだったと思います。RaspberryPiが欠品状態でRaspberryPiZero2が久々に入荷の連絡があったものの抽選に落ちてSBCの作業に行き詰まりを感じていました。OrangePiは以前4を購入したものの動作しなかった為にBlogにも上げず闇に葬った経緯もあり、時間を開けてのリベンジでした。気持ちも新たに発表と同時に予約したもののBlogにするのに4カ月かかったのは、やはり動作せずメーカーとメッセージのやり取りをしていた事、中国の正月が間にあって連絡が付かなかった事に原因がありました。後述しますが、公式のマニュアル記載のソフトでは作業が進まなかった事、オリジナルのイメージファイルでは私の環境では動作しなかった事、何よりOrangePiというSBCがエラーメッセージを表示しないので、何が問題なのか一切判らない事が大問題でした。
ネットでの報告も少なく、初期不良なのか接続した機材の故障や相性なのかやり方が悪いのか、メーカーと英語と画像や動画を使ってやり取りをしました。
結局のところ起動したのでその方法を記録に残したいと思います。

■OrangePi公式サイト
http://www.orangepi.org/
こちらから起動imageとマニュアルがダウンロードできます。なお、私が試した限りではUBUNTUのイメージが動作しました。OrangepiOSとAndroidOSはうまく行きませんでした。Debianは試していません。

■起動用SDカード作成ソフト
公式ページからダウンロードしたマニュアルに使用の記載があったbalenaEtcherですが、上手くSDカードを作る事ができませんでした。公式へ問合せの返答としてはSDカードに問題があるからSunDiskというメーカーのモノを使うようにとの話でした。最終的にはrufusで作成したところ動作して、SDカードもbuffaloというメーカーのものでも起動しました。USBメモリからの起動も試してみましたが、起動はしませんでした。RaspberrpiImagerは試していません。Linuxならddというコマンドでも行けるようですがWindowsメインなので試しませんでした。

ソフトウェアの詳しい使い方は簡単なので検索してください。

■起動後の作業
4カ月かけて起動した後は、何時ものLinuxの作業になります。m.2のSSDを付けてみたのですがそのままでは認識しませんでした。

アップデート作業などで聞かれるパスワードはorangepiでした。マニュアルに記載されていました。

日本語化は左上のボタンを押してメニューを出して「setting」を選択して「Language」を選択すると言語設定のウィンドウが開きます。下側にある「Install」を押して「Japanese」を選んで右下のボタンを押してください。インストールが終わるとウインドウ上側のインストールされた言語リストを下にスクロールすると、「日本語」があるのでドラッグアンドドロップでリストの先頭まで持ってくると使えるようになります。再起動するとメニュー等が日本語化されます。
起動後に自分のフォルダ名を日本語化するか聞かれますが、不具合も考えて日本語表記にはしていません。フォルダ名は慣れているから不便もないですし。

■ソフトウェアをインストールする。
UBUNTUベースのOSとのことで期待していたソフトウェアセンターがインストールされていませんでした。まあ無くても検索してコマンドラインやファイルをダウンロードしてパッケージマネージャーでインストールしても問題ないのですが、代表的なものを動作テストを兼ねてインストールしてみました。

〇Snap Store
以下のサイトを参考にしました。
snapdインストール方法まとめ【Ubuntu・Linux Mint・Debian・Fedoraなど】
https://linuxfan.info/snapd
Linuxに公式のSnap Storeアプリをインストールする方法
https://genuine-lamps.com/ja/linux/4978-how-to-install-the-official-snap-store-app-on-linux.html

sudo apt -y install snapd
sudo snap install snap-store

〇Synapticパッケージマネージャ
Synapticパッケージマネージャのインストールについて
https://nagamitsu1976.hatenadiary.jp/entry/2016/05/12/115716

sudo apt-get install synaptic apt-xapian-index
sudo update-apt-xapian-index -vf

■ソフトウェアのインストール
試しにremminaをインストールしてみました。Snap Store、Synapticパッケージマネージャ共に検索して表示されました。インストールしてWindows11に接続確認できました。

■モバイルバッテリー動作確認
手持ちの5VのUSBモバイルバッテリーで問題なく動作しました。使用したのは18650を入れたモバイルバッテリーケースです。バッテリー切れで機材が損傷しないようにする工夫は今後必要かもしれません。
モバイルバッテリーでの動作が出来る事が携帯の利便性向上の上では重要な問題ですが、同時に専用バッテリと大きな充電器のノートパソコンはカスタム性能が著しく低い事が問題です。今後、HMDを屋外使用する為の動作としては、モバイルバッテリーでの駆動のパソコンが重要になると思っています。ノートパソコン、スマートフォンに続く次の選択肢です。
メタ社のVRゴーグルのようにオールインワンよりも、組み合わせる事が可能なカスタム性能は必要ではないかと思います。


■まとめ

OrangePi5は無線機能が無いので技適を気にする必要がない。

携帯電話等で使う外付けバッテリーで動作するパソコンで携帯性能が高い。

UBUNTUが問題なく動く。

モバイルルーターとの接続方法の検討が必要。

ヘッドマウントディスプレイの検討が必要。

WIFIが付いていない機材は技適と無関係なので個人輸入して使っても問題ない。


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コメント

“Oange Pi 5の動作検証など” への1件のコメント

  1. […] ngePiの本体及びケースが届いたので装着して動作確認した。動作確認に関しては「Oange Pi 5の動作検証など」とほぼ同じ作業を行った。流石にOSはOrangePiZero2用のイメージをメーカーのペー […]

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