幻影戦争、あれやこれや

スクエアエニックスというゲーム会社が出してる「幻影戦争」というゲームがあります。このゲームがどんなゲームなのか解説をしていこうと思います。
このゲームはファイナルファンタジータクティクス(FFT)というゲームの流れを継いでいる、と言われています。いや言われてないかもしれない。とにかく、マス目状に区切られたフィールドをキャラクタ、もしくはユニットが移動しながら戦闘をするゲームに分類されています。簡略化するとチェスとか将棋とかに近いゲームです。

戦闘の他は、ストーリーがしっかりした物語のパートもあります。FFTと世界観を同じくするかどうかは今のところゲーム上では語られていません。ファイナルファンタジーブレイブエクスディアス(FFBE)というスクエアエニックスの他のスマホゲームの世界観と重なる部分がある、らしいです。ネタバレも含めてFFBEと一緒にやると世界観が広がるかもしれません。

物語はまだ完結しておらず、サイドストーリー的な物語など、なんやかんやが進行中で、先は長そうです。FFTと比較すると媒体の差から、ややまとまりがない感じがしますが、それなりに楽しめる程度の構成にはなっています。あえて指摘するなら時間と距離が適当なのが気になります。隣の国からすぐに到着したりかつての敵の本拠地が隣接しているみたいな描写があったり、かと言っていつまで経っても到着しない旅路とか戦場まで時間がかかって味方がピンチになってたり。地理的な位置関係を気にすると冷めるところはあります。

■戦闘の原理原則

このゲームの中心となっている戦闘の話をしましょう。大雑把に言うとチェスや将棋のような盤面のゲームに個性豊かなコマを配置して戦うゲームになります。コマ同士の勝敗は攻撃をした際にダメージを与えて体力が無くなった方が負けとなります。攻撃には物理と魔法があって物理攻撃には剣や斧などの斬撃、槍の刺突、弓や銃の射撃、拳で殴る打撃があります。魔法は基本的に魔法攻撃でたまに斬撃扱いの魔法、打撃扱いの魔法などがあります。キャラクタによって斬撃に強いとか打撃に強いとか魔法に強いという能力値が決まっていて、武具などの装備品によっても上下します。

攻撃を受けた際にどれだけダメージを減らせるかという能力は、物理攻撃を減らす防御、魔法攻撃を減らす精神、各攻撃種類に対応する斬撃耐性、刺突耐性、打撃耐性、射撃耐性、魔法耐性があります。また、広範囲攻撃に対してダメージを減らす範囲耐性、一人のキャラクタに対して攻撃されたダメージを減らす単体耐性などがあります。他にも特殊な攻撃とその攻撃に対応する耐性があり、相手の攻撃を想定してどのような攻撃をさせるか、どのような耐性を持たせるか、という読みをしながらキャラクタをそろえて武具を装備させる事が楽しみの一つとなります。

各キャラクタには属性という決まったものがあります。火氷風土雷水光闇という五種類がそれぞれに相関関係を持っています。水は火に強く雷に弱い。火は氷に強く水に弱い、と言った形で火氷風土雷水は隣の属性と強弱の関係を持っています。一般的に同じ程度の強さの場合は火のパーティは水のパーティに勝つのは難しいです。これにも属性耐性というものがあり、例えば火属性のキャラクタにわざと水属性耐性を沢山装備させて、雷属性の攻撃を用意して勝つと言うような隙をつく攻撃を行う場合もあります。

現状で装備できるものは、武具が3つ、召喚獣が1つ、ヴィジョンカード(VC)が2つ、信銘石が6つになります。武具は一般的な武具2つとトラストマスターと呼ばれる武具を1つ装備できます。武器と防具は1つずつで、アイテムは複数個装備できます。VCはメインに1つ、サブに1つ付けられるが、サブに付けたカードは付加される数値が下がります。また、武具や召喚獣やVCは同じパーティーメンバーで共有できません。

キャラクタは各々に3つの職業を持っていて、職業によって技を数種類持っています。技には属性や攻撃タイプがあり、射程距離や効果範囲や高低差があり、斬撃や打撃でもキャラクタによっては隣接していない敵に攻撃する事が出来ます。ここで高低差と出てきていますが、チェスや将棋と違い幻影戦争のフィールドは高低差があり、キャラクタにはジャンプ値があって超えられない地形とか遠距離攻撃なのに高低差で届かない場合などもあり、戦略がより深くなっています。

ここまで複雑な要素を記載していますが、実際の戦闘はほとんどが自動化できます(一部自動で戦闘をしても勝てない場合がありますが)。そのため、適当に強いキャラクタに強い装備をして送り出せば、それなりに勝てたりします。難しいのは対人戦闘でこれは本当に読みあいやキャラクタ保有数などによるので、そこまで辿り着いたら悩むのが良いと思います。

■成長戦略

キャラクタは入手時にだいたいはレベルが1から始まります。初心者向けにレベル99のキャラクタガチャや補助で成長アイテムをサービスする場合もありますが、だいたいはレベル1と考えた方が良いのではないでしょうか。成長させるにあたってはキャラクタの種類によって違いがありますが、普段から良く使う事になるURというランクのキャラクタを例にして話していきます。URより下のSSR、SR、R、UのキャラはURを手に入れる過程で素材が集まったり余ったりするのでそこから考えても良いと思います。

URキャラクタを育てる為にはレベルを上げる訳ですが、レベルには上限がついていて、それを解放させる必要があります。99レベルまで、120レベルまで、140レベルまでに分かれるので其々に説明していきます。

99レベルまでは「限界突破」と「覚醒」によってレベルの限界値を上げていきます。この二つはレベルの限界を5ずつ上げていき、最後に大幅に調整して最終的に99に到達します。上限を上げるアイテムは長期間ゲームをやっていけば溜まっていくモノが殆どですが、「欠片」だけは取得が大きく制限されておりレベル上げを困難にしています。

欠片はガチャで自分が持っているキャラクタが出た時にそのキャラクタ専用の欠片に変化します。キャラクタがかぶった場合は40個の欠片になります。またキャラクタが欠片になった際に同じ数だけソウルスターに変換されます。ソウルスターと交換する事で欠片を手に入れることも出来ます。

ショップで販売されている事もあります。メインのショップでランダムに販売されたり、一週間のうち月曜日が氷属性、火曜日が火属性、水曜日が水属性、木曜日が風属性、金曜日が雷属性、土曜日が土属性、日曜日が光闇属性が販売されます。だいたいは5個の販売になります。
他に毎日限定でハードクエストという戦闘をこなすと指定した特定のキャラクタ5人の欠片がそれぞれ2個手に入ります。ギルドに所属していると12時間に1個最大で5人まで欠片がもらえる兵舎を使う事が出来るようになります。購入せずガチャも引いてない場合は一日で4個の欠片が手に入ります。イベントキャラなどの特殊な場合はハードクエストが使えない等の制限もあります。イベントキャラのソウルスターの交換はイベント期間のみとなっているのでイベントが終わってからソウルスターとの交換はできません。

レベル1から99に限界を上げるために必要な欠片は600個となっていますので、一般的なキャラクタがハードクエストだけでレベルを99にするには150日かかります。半年ぐらいです。
レベルを99以上にするには「思珠」が必要となります。これは欠片の別名で必要な欠片を集め終わると欠片は思珠に変換されます。手に入る場所は欠片と一緒です。ソウルスターだけは600個を超えると手に入らなくなり思珠はソウルメダルとの交換となります。交換レート等、多少違いはありますが大雑把に言えば似たような交換となります。
思珠は400個でレベル120まで上げる事が出来ます。だいたい100日ぐらいです。
この後は、更に思珠を120個集めると夢幻強化を解放できます。解放するとレベル140まで上げる事が出来ます。30日ぐらいで集めることが出来ます。

更に上がありますが、レベルは140が最大値となります。定期的な一日4個を集め続けて280日ぐらいで第一線で戦うキャラクタに成長させる事が出来ます。一年弱ぐらいかかるので「盆栽戦争」と揶揄される事もありますが、長く続けてじっくり育てるという趣旨であれば、ない事も無いかなとは思います。

重課金をする人は完凸RTAとか言って新しいキャラクタを数時間でレベル140までにしてしまう人も居ます。ガチャを沢山やればソウルスターも沢山たまっています。ショップで欠片や思珠を沢山購入したりしているようです。お金があれば後悔しない程度にはやっても良いのかもしれません。

■キャラクタを召還するというガチャ

ガチャには大きく分けてキャラクタとVCがあります。特に制限がない限り一つのガチャでキャラクタとVCが混ぜられています。

だいたい通年通して何かのイベントが行われています。新しいキャラクタがプレイヤブルになる際には確率が上がるガチャがありますし、7月は水着、10月がハロウィン、12月クリスマス、2月バレンタインで、合間にFFシリーズのコラボやスクエアエニックスの別のゲームとのコラボがあります。世界観が共通のFFBEキャラクタは恒常ガチャに含まれている為に通常ガチャでも出てきます。いずれストーリーに絡んでくるんでしょうか?

他にサイドストーリー的なキャラクタがイベントとしてガチャが来ていたりします。
URに関してガチャの当選確率は非常に低く50回に一回程度ですので10連ガチャで5回引くとURが一つ出ます。それが目的のURキャラクタを引くとなると3000回に一回程度です。一回が400円程度なので1200,000円ぐらいかかる計算になります。イベントの場合は500回に一回程度まで確率が上がり、特定のガチャを200回引くとコインが2000枚溜まってキャラクタを取得できるようになる天井制度があるので80,000円となります。

課金をしない人は日々配布されるクリスタルを貯めてやりくりをします。現状では5日に一回100~500個のクリスタルが配布され、他に大型のイベントの際は開始から一週間毎日300個のクリスタルが配布されたりしています。一か月貯めると10,000~20,000個ぐらい溜まったりする場合もあります。40,000個溜まると200回程度ガチャが引けるので、イベントのキャラクタを確実に手に入れる事が出来たりします。

無課金や微課金で日々のクリスタルを使ってガチャをする人たちを、際限なく課金する人と分ける意味で「厳選勢」と言う場合もあります。出来るだけ低いコストで強いキャラクタを引き当てて育てる人や特定のキャラクタが好きなこだわりがある人や特定の属性だけを集めている人など様々です。

VCのガチャもあります。召喚獣はVCに付随していて、新しい召喚獣が使えるようになるとVCのガチャがイベントとして行われるほかに、特定のキャラクタが導入された際にそのキャラクタをより強く出来るVCや召喚獣が導入される場合などがあります。キャラクタが導入されるとその次の週に新しいVCが導入されてガチャイベントになることが多いです。

VCのガチャはキャラクタのガチャと確率は一緒ですが、天井は半分になります。VCに関しては初心者が上級者と同じように揃えるのは非常にわかりにくく、まずは手持ちであるものを成長させて使っていくのが良いでしょう。特定の属性でのみ効果があったり特定の武器種でのみ効果があったりとランクが高いとわかりにくいVCばかりになります。強くなるためには非常に重要な要素ですが、初期の段階ではガチャを引いたらどんどん出てくる低いランクのVCを育てて有効に使っていくところから始めた方が良いと思います。

■装備品の重要性

一人のキャラクタは戦闘参加に際して、3つの武具を装備できます。ゲームを続けていくとキャラクタが登場した際に最適であろう武具を手に入れるミッションが発生します。武具本体やクラフトレシピを集めて強い武具を作るようになっています。最初の段階ではストーリーの合間の戦闘をこなすことで拾い集めたクラフトレシピで作る事が出来る武具を中心に慣れていくのが良いのかと思います。SSRやURの武具は特別なイベントで手に入ったりするのですが、キャラクタによって重装備が装備できるキャラクタとできないキャラクタ、剣が装備できるキャラクタ、槍が装備できるキャラクタなど、色々と違いがあります。作ってみたけど装備できない等の失敗もランクが高い装備をコストをかけて作ってから失敗するより、ランクの低い装備で色々と試しながら失敗する方が良いのではと思います。ちなみにキャラクタが装備できる武具はメインのジョブ(職業)に依存します。ジョブの分類分けを確認するとだいたいは理解できるようになります。
ガチャの時にも話していますがVCも武具と同じで低ランクから使っていくのが良いかと思います。

信銘石は以前はトラストマスター武具に装備していた関係で、武具メニューの中にもありますが、現在はキャラクタに直接装備させるため、ユニットのメニューのキャラクタの立ち絵の下にボタンがあります。
信銘石の説明は非常に難解で、かつ、ランダム要素の多いシステムになっています。
まずはT、F、Wの印のついた左側はHP、TP、シールド、バリア、ラック、ドッジ、アヴォイドの信銘石を作成して装備する事が出来ます。K、N、Sの印の付いた右側はAP、アサルト、マジック、デックス、エイム、クリティカル、スピードの信銘石を作成して装備する事が出来ます。

そして、作成した信銘石はT、F、W、K、N、Sの印が付いており、印通りの場所に装備する事が出来ます。右側左側で分かれていて、片側同じ種類の信銘石を二つ以上装備するとステータスが更に補強されます。補強されるステータスはその種類によりますので、ドッジなら回避能力、スピードなら速度の数値が上がります。

作成するとランダムで付加能力が付きます。このランダムで付く付加能力はいずれアップデートで、ランダムから選択式になる、と公式放送で発表がありました。実際に変更になるのはいずれ先のようです。変更するまで待つか、とりあえずすぐ作るかはひとそれぞれで良いかと思いますが、付加能力を無視して必要なキャラクタに装備させる分は作成した方が良いかもしれません。

付加能力に関しては攻略Wikiなどにリストがあり、能力によって能力値があり高い数値の方がより強くなるので、ここでも厳選をします。欲しい付加能力での厳選とより高い能力値の厳選を行う必要があり、不必要な能力の場合は分解と錬成を繰り返すことになります。分解にも錬成にもアイテム等が必要になり、現状では分解は一日100回までの上限があるため、一つのパーティ分を集めるのに結構な時間と労力がかかります。やるのであれば、時間をかけてやるしかないでしょう。最初から根詰めてやるにはアイテムも足りないでしょうし、時間も無限にかかってしまうので、合間を見て少しづつやった方が良いと思いますし、なんだったら選択できるようになるまで適当でも良いかもしれません。

■初心者の館

ゲームを開始すると色々と説明があると思いますので、その指示に従っていればゲームを遊べるようになると思います。また「異界の城」の中に「初心者の館」があります。細かい事までは記載はないですがだいたいの事はわかるようになっています。
ゲーム内にもチャットがあります。こちらも質問している人がそれなりに居ますので、わからない事はそちらに投稿するのも一つの手です。
定期的にライブ配信をしているユーザーも居ますので、ライブ配信でわからないことを質問すると親切に回答してくれる人も居ます。ギルドメンバーのライブ配信の場合もあるので、質問する前に色々な動画を見てみるのも良いと思います。Discordを使ってギルドメンバーとやり取りをしている人たちもいますし、トップランクを目指して真剣な人も居ます。一旦は様子を見ながら質問をしてみてください。

良き幻影戦争ライフをお過ごしください。

投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です