「猫と庄造と二人のおんな(http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101005052/amaxoop-1-22/ref%3Dnosim/249-5556711-6391546)」を読んだ。著者が谷崎潤一郎で、Amazonのレヴューで「 猫好きには堪らない一冊!,」と書いてあったので買って読んでみたしだい。自分自身それほど猫好きと言うわけではなく、まあどっちかと言うと動物全般にある程度わけ隔てなく好きな人間だと思う。
作品の中はストーリーとかそっちのけで猫の描写で満ち溢れている。いやもうほんとに、そんなに長くない作品なのに主人公であるはずの庄造とか、二人の女とか、あまり描写されていない。猫以外は結構どうでもいいらしい。
谷崎潤一郎は始めて読んだ。読んでみて思ったが、さらっと読める作家ではないらしい。世の中の評価として描写がねちっこいといわれることもあるようだが、まさにその通りだと思った。それ以上の感想はこの作品からは出てこない。
この話はたぶんどたばた活劇なんだと思う。
「猫と庄造と二人のおんな」
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