「エルリック」シリーズ

 マイクル ムアコック著のエルリックシリーズが復刊している。一巻「メルニボネの皇子」と二巻「この世の彼方の海」である。続巻も定期的に復刊するらしい。とても嬉しい。
 そもそも「マイクル ムアコック」の作品が絶版になる意味が良くわからなかった。「アイザックアシモフ」の作品ぐらいの価値は当然あるものだと思っていたからだ。確かに多少はマイナーだし、ライトノベルのような読みやすさやギャグもないし、今時の世間一般で言うところの「萌え」もないし(アルピノという特殊萌えはある、対腐女子向けだが)。
 ファンタジーと言うジャンルの基礎となる作品だと思っている。ファンタジーと言うジャンルを語るには、指輪物語とともに、一度は熟読すべき作品であるし、ファンタジーが好きであれば是非ともお勧めしたい一作である。
 ちなみに、廃刊になった早川書房のエルリックシリーズは「SF」に分類されていた。理由は「異次元」という単語が出てきたからだそうである。内容は純正のヒロイックファンタジーである。


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