「ぐぐる」、気持ちが悪い

 「グーグル、「ググる」の使用に難色(http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20203307,00.htm)」という記事を見つけた。Googleが社名を一般動詞で使われていることに対して、良い感情を持っていないということの記事である。記事の内容の方向性はGoogleが自分の会社名を動詞として一般的に使用されていることを誇りに思うべきだと書かれているんだと思う。どっちかと言うとGoogleに対して批判的だ。たぶんネット上のユーザーの多くは同じような考え方なんだと思う。
 Googleがそこまでアナウンスしてしまう理由はわからないが、とりあえず私は「ぐぐる」という動詞が嫌いだ。インターネットのヘビーユーザーが使っている云わば専門用語だ(もしくはそれを真似したもの)。もしくは小さな村社会での隠語だ。この言葉ができた当時、Googleがあまりにも革新的だったために発生した副産物だが、逆に言えば今のGoogleは「ぐぐる」という単語ができた当時の勢いは無い。
 Googleがしなければならないことは、こんなアナウンスをするのではなく、「ぐぐる」という単語の意味を変えてしまうほどの勢いのあるアイディアだと思う。インターネットの全てに革新的に切り込んで行き、あらゆるところにGoogleがはびこり、インターネットのあらゆる行為が「ぐぐる」と言われるようになれば、言葉は意味を失って、ちゃんと消えていくだろう。
 がんばれぐーぐる


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