「キラキラアイドルリカちゃん」

 「キラキラアイドルリカちゃん(http://www.kiralicca.net/)」というゲームがゲームセンターに置いてあった。子供用のカードを使うゲームで、「オシャレ魔女 ラブ and ベリー(http://osharemajo.com/)」の後継となるようなゲームだ。カードを使ってキャラクターの衣装を変更するところまでは一緒だが、アイドルという設定なのでステージで歌を歌っていた。感じとしては「アイドルマスター(http://www.idolmaster.jp/)」の要素も含まれている(ネットでの順位とかは無いけど)。更に三つのボタンを使い分けてテンポよく叩く所は、音ゲーの要素が強い。「ラブandベリー」と「アイドルマスター」と音ゲーをうまくミックスした面白い筐体だと思う。
 実際、「ラブandベリー」に飽きた子どもたちが群がっていてた。ユーザーをかっさらっていった感じである。ゲームは3ステージあるが、上手にプレイできないと1ステージで終わってしまう。それでも、一回ずつカードが増えていくので、それほど気落ちしないようだ。というかゲームセンターに来るこどもはカード集めがメインなのかもしれない。
 親が一緒に参加して二人でプレーすると、3ステージまで行くこともある。そうすると、結構プレー時間が長くなる。そこら辺のバランスがやや甘いかもしれない。大人が参加する割合を考えると、程ほどなのかもしれないが。
 見ていて恐ろしいなと思ったのが、子ども用ゲームだが多くの子ども(幼児から小学生低学年)には、やや難易度が高いということである。ターゲットを絞り間違えたのなら笑える話だが、子どものゲーム能力の成長を見越したゲームバランスだとしたらと、考えるとちょっとドキッとする。
 私はゲームセンター全盛期の世代で、インベーダーゲームからゼビウス、達人、そして今のとんでもないシューティングの数々を見てきた。もしくは、横スクロールの天地を喰らう、キャプテンコマンドー、キングアーサー、D&Dの流れ、圧力ボタンのストリートファイターから、今の格闘ゲームの流れを見てきたが、どれも加速度的に難易度が上がり、難易度が上がることでユーザーは脱落して人口が減っていく。パフォーマンス的な要素が増え、観客は増えるがプレイ人口は減る傾向にある。そのために新しいゲームジャンルが増えていくわけだが、栄枯盛衰の流れを自らが加速し自滅していくジャンルは多い。
 子供だまし的なゲームから脱皮してきた子ども用のゲームが、子どもにはプレーできないような難易度になって自滅しないように祈りたい。


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