「日経エンタテイメント」にちょっと見逃せない記事が出ていた。「東京ゲームショウで読み解く次世代ゲーム機の意外な伏兵」という記事では、次世代ゲームのプラットホームの対抗馬としてパソコンを上げている。根拠は、「パソコンゲームタイトルが大幅増加」として、2005年と2006年の東京ゲームショウに出展したゲームのプラットホーム別シェアの推移を載せている(2006年分は8月2日時点となっている)。
パソコンは現在、各家庭にあって、様々な機能を果たしていると思う。主にインターネットでのコミュニケーションツールとテレビに代わる時間をつぶすための情報取得ツールとしての機能を果たしていると思う。
ゲームのプラットホーム機能も果たしていると思われるし、実際に「週刊ファミ通」も、随分前からパソコンゲームを扱っていたりして、十分に考えられることだとは思う。
ただ、問題が多いのは、プラットホームとしてのスペックのばらつきである。ゲームをするためのスペックを満たしているパソコンがどの程度普及しているのか、そして、ゲームをするだけの設備がちゃんと整っている家庭がどの程度あるのかと言うことが重要になって行くと思う。
携帯電話でできるゲームの伸びが思った以上に行かないのも、同じような理由だと思われる。携帯電話はゲームをするための機械ではないので、非常にゲームがやりにくい。画面も小さいし、携帯電話によってスペックに違いがあるので全ての携帯電話で全てのゲームができるわけではない。
もう一つ、パソコンにはフリーのゲームというライバルがいる。「ネットランナー」にもいくつか掲載されている。
ただし、ゲーム機も今後の方向性をちゃんと考えなければならないだろうと思われる。ニンテンドーDSのヒットは、単純にボタンと画面があれば良かったゲーム機が、成立しなくなりつつあるということだ。
タッチペン、音声反応機能、カメラで認識する体を動かすゲームなど、今までのアイディアや、これからのアイディアをゲームのプラットホームに反映させていかなければ、いずれパソコンや携帯電話にそのシェアを奪われるだろう。
ただゲームと言ってもいろいろなものがある。パソコンに移っていくゲームもあるかと思う。例えばRPGやSLGなどは、今後、パソコンにプラットホームを移すと思う。ファイナルファンタジーなどは良い例だと思う。
9月22日から幕張メッセで「東京ゲームショウ(http://tgs.cesa.or.jp/)」が行われる。今回は見ものかもしれない。
ゲームの今後
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