「ファンタジーの文法―物語創作法入門」を読み終った。内容より表現が難しい本だった。原因は作者も訳者も学者という事から来ていると思う。
内容を一言で表すと「教育論」だとおもう。訳者あとがきの冒頭で宣言している。ただ、ものがたりの創られ方が繰り返しいろいらな形をとって出てくるので、参考になる。言葉遊びから出発し、イマジネーションを広げる子供特有の遊びの具体例は、作者が日本語を母体としていないだけにそのまま参考にできないが。
これで専門用語と、分かりにくい文章がなければ、もっと面白い書籍になったのではないかと思う。
専門用語が多いながらも、専門知識にはあまり立ち入ってない。もしかしたら専門分野の方々には内容の薄い書籍かもしれない。しかし、巻末で作者が参考にする文献の説明と引用で補えるかもしれない。
経験からくる事例や、専門書籍からの事例の引用が多く、これだけみれば非常に興味深い。
「ファンタジーの文法」
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ファンタジーの文法―物語創作法入門
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