「月魚」を読み終わった。面白かったけど、これってヤオイ?いや本当に面白いんですけど、出だしからあやしげな雰囲気を醸し出していて、思わず表紙を確認してしまいました。
内容は3代続く老舗の古本屋の三代目と友人で古本屋のおろしをしている男が主人公になり、田舎の山奥へ本の買出しをする中篇だ。その他に同じ主人公で短編が2つ入っている。
古本屋の世界がいろいろと細かく書かれていて面白い。ただ、時代背景が良くわからない。古本業なだけあって神保町が出てくるが、他は農道とか山奥とか時代がわからない舞台設定になっている。
途中で時給800円に文句を言うやり取りがあったので、たぶん現代なのだと思うんだけど。
「月魚」
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