「 灰羽連盟」はふしぎな話だ。アニメーションはそのふしぎを余すところなく充分に堪能できる。
内容はひとりの灰羽を通じて灰羽という人々が産まれ、生活し、街を去る様子を描いている。世界観はふしぎで出来ているが、その様子は何だかすぐ近くにあるような、親近感と現実性を持っている。
壁に囲まれた街が舞台となっているが、ふと「世界の終りとハードボイルドワンダーランド」を思い出してしまった。何処かに迷い込んでしまったような感覚は「イバラード」を彷彿させる。
そんな暖かくも切ない物語だ。
「灰羽連盟」
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コメント
“「灰羽連盟」” への2件のフィードバック
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こんにちは、
結構な数のアニメを見たつもりでしたが、灰羽連盟のような話ははじめてでした。最初のほうは、この変なアニメは何なんだ?って思っていましたが、途中から引き込まれて、その世界にどっぷりとつかってました。そして最後はもう心が動かされっぱなしで…という感じです。
いいアニメだとは思うのですがマイナーなんですよね。
なぜかレンタル屋さんには萌えコーナーにあるそうですし (笑)
違うと思うんだけどなあ。 -
なかなかメジャーにならないアニメですよね。ドラマの盛り上がりがいまいちなのと、一貫したわかりやすいストーリーと言うものに欠けるのが主な原因かと。それと、「結局なんだったの?」という疑問が残ってしまうところ。
たぶん宮崎駿が少しでも関わっていて、徳間から大々的に売り出していれば、世間の評価も違ったものになっていたと思わないこともないです。
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