「月は無慈悲な夜の女王」を読み終わった。ずっとライトノベルを読んでいたこともあってか、出だしが難解に感じた。内容がと言うよりは文脈が、と言う意味だけど。以前読んだ「夏への扉
」もそういう意味では難解に感じたので、作者のクセだとおもう。
文章は難解だが内容は面白かった。大変面白かったといっていいと思う。ネタばれになるので多くは言わないが、カタパルトというアイディアは素晴らしいと思う。
あと、表紙から受ける印象と中身とは私は大きくかけ離れていると思った。映画のコマーシャルと本編ぐらいかけ離れているんじゃなかろうか。絵的には綺麗なんだけど。かといってどんな表紙が良いかといえば、それもあまり思いつかないんだが。
ヒューゴー賞を取っただけにお勧めではあるが、最初の何ページかは努力してじっくり読み進めないといけないかもしれない。そういう意味で、秋の長夜に適した一冊かもしれない。
「月は無慈悲な夜の女王」
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