「巨人たちの星」

 「巨人たちの星」を読み終わった。途中の推理は程ほどだったが、結末に素晴らしさが滲み出ていた。作品としては「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」の続編だが、私はこの「巨人たちの星」が一番素晴らしいと思う。内容的には前二作を読まなくても理解できるようになっているが、読んでいただければ更に感動が深まると思われる。
 内容は前作の「ガニメデの優しい巨人」の直後から始まっている。登場人物もそのまま引き継がれ、活躍している。SFというジャンルなので解説が難しい部分もありストーリーに絡んでくるところが、人を選ぶかもしれない。難しい理論を吹っ飛ばして読んでもそれほど違和感は無いとは思う。
 映画化して欲しい作品だと思った。科学のわかりにくさを映像でカバーできれば、と思う。三冊を一本に纏めるよりは、三部作の作品にしたほうが、まとまりのある作品になるかと思う。「2001年宇宙の旅」と「スターウォーズ」を足して2で割ったような作品になったら面白いだろうなぁ、と想像しています。


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