2ちゃんねるがステレオタイプに感じる「みのもんた大阪芸人批判」

 2ちゃんねるがみのもんたの言葉に反応していて驚いた。「みのもんたがいじめ問題で某芸人を大批判(http://blog.livedoor.jp/blog_ch/archives/50517186.html)」「みのもんたが朝ズバッ!の生放送中に関西の某大物お笑い芸人を大批判(http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/841547.html)」だそうだ。
 2ちゃんねるのスレッド、更に付いたコメントを読んでいたが、どうも、意見がステレオタイプっぽく感じて、何だか気持ち悪かった。結局のところテレビは建前ばっかりの世界で、本音が無いからこういう事になっちゃうのかなとも思う。
 「芸」と言う話がちらっと出てたけど、「芸」って芸術でしょ?もっと小手先じゃなくて本気で「芸」をやらないといけないんじゃないのかと。みのもんたも批判するなら本気で突っ込んでいかないと。テレビで喧嘩して、それを芸とするなら本気でやらないといかんのではないかと。例えば「みのもんたVSダウンタウン」とか。
 それから、バラエティ番組がいじめ番組になった背景にはいろいろと複雑なことが絡んでいると思う。芸人を呼べば視聴率が上がるとか、芸人が普通にテレビで出演者と肩を並べている(芸の即興性が高くなっている)とか、暴露話と言う名の「内輪ネタ」っぽい話題が重宝されているとか、みんなひねりを効かせようと必死になるあまり普通の事を堂々と言う人が少なくなったとか。
 みのもんたは正統派的な要素が強いんだからこういう事を言ってもおかしくない。おかしくないけど所詮正統派だからガチのステレオタイプで、この意見に賛成するのは簡単だけど、そこにある落とし穴に目を向けて批判するからこそ、2ちゃんねるっぽいのではと思う。しかしその批判を、結局のところお笑い業界のステレオタイプである「奴らはあれで飯を食ってるんだから」という意見で反発してもしょうがないと思う。
 何だか長くなってしまったわけだが、要は「いつまでも同じような芸風でそろそろあかんのじゃないの」という関西芸人と、「真っ当な事はいつも通りだけど、いろいろと不透明なテレビが命綱じゃ信憑性が低い」みのもんたと言うことではないかと。これもステレオタイプなのかなぁ。
 テレビをほとんど見ない私が言うことではないんだけど。


投稿日

カテゴリー:

投稿者:

タグ:

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です