推理小説、探偵小説、裁判、毒物、監察医、捜査:「推理小説入門」

 「推理小説入門」を読みました。以前にこのブログで紹介した「推理小説作法(http://shonenalice.seesaa.net/article/31848623.html)」の姉妹編となる本です。内容は「推理小説作法」と同じく具体的で実際の事例が豊富に紹介されています。特に「推理小説入門」は推理小説作家以外の方々の執筆が目立ち、より現実的な知識が身に付くのではないでしょうか。だが、情報が古いので、必要に応じて最新の知識を手に入れた方がいい場合もあるので気をつけないといけない。
 特に参考になったのは「裁判と証拠」、「毒物の知識」、「監察医の話」です。この三つは警察庁参事官や医学博士の文章で実情や実践の知識がつく。他にも姉妹編の「推理小説作法」にはない視点での話が多数収録されていて、参考になる話ばかりでした。
 推理小説を書くにあたっても、読むにあたっても、読んでおいて損は無い本だと思う。

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