雑誌、購入、Linux:「PCfan」と「Ubuntu」


コンビニで「緊急時に起動可能なレスキューCDとしても使えるLinux導入キット」という付録CD-ROM連動企画に吊られて「PCfan (ピーシーファン) 2009年 1/1・15合併号 [雑誌]」を買ってしまいました。
中に入っていたのは「Ubuntu(http://www.ubuntulinux.jp/)」というディストリビューションの日本語パッケージ。バージョンは最新の8.10。CDブートする他に、Windows上からインストールが可能(パーティションを切らずにインストール)だそうだ。普通にハードディスクのパーティションを切ってインストールももちろんできる。そして、USBフラッシュメモリからの起動もサポートしているのではないかと期待しての購入だった。
とりあえず、CDをパソコンにセットして起動するまでの間、記事を読んだ。わかった事が二つ。記事を読まなくてもなんら問題がないということと、USBフラッシュメモリからの起動に関しては次号で記事にするので載っていないということだった。
記事にするということはUSBフラッシュメモリからの起動が可能だということなので、検索したところあっさりと見つかった。
「UbuntuをUSBメモリに全自動インストールするには(https://wiki.ubuntulinux.jp/UbuntuTips/UsbInstall/InstallUbuntuOnUsbMemory)」というページだ。ところが、このページを参考に試行錯誤してみたもののPCfanに付属したCDからUSBフラッシュメモリにインストールできない。仕方が無いので、ページのお勧め通りに「8.04.1」の起動CDを作ってインストールしてみると、あっさりうまく行った。
「8.04.1」の場合にFireFoxのダウンロード先がデスクトップでデスクトップ上にあるファイルがファイルブラウザーに表示されないので、ちょっと焦りましたが、インストーラーファイルのパスにDesktopを加えてあげたら問題ありませんでした。
CD-ROMからの起動と動作がもっさりしているので(ついでに頻繁にCDが回転しているので)、USBならもう少しきびきび動くと期待していました。が、そうは行きませんでした。先日USBフラッシュメモリにインストールしたPuppy(http://shonenalice.seesaa.net/article/110068723.html)の動作がすばらしく良いので、なお更、見劣りするほどの動作でした。
原因としてはデスクトップ環境がGNOMEであること(Puppyは独自の軽いデスクトップ環境)、USBが1.1であること(Puppyはメモリに展開してしまうのでUSB1.1でも動作が軽い)が大きな原因のように思う。試しにスペックの高いパソコンでUSB起動させてみたけれど、やっぱり動作がもっさりしていた。
Puppyよりも良い点もあります。メモリに展開するわけではないので、USBフラッシュメモリの容量しだいで思いソフトも動作させることができる。Puppyだとソフトが良く落ちてしまったり、インストールできなかったり、ということがありました。
ソフトウエアが揃っている。比較の問題だし使い勝手という主観の問題であるので難しいけれど、Ubuntuにはオープンオフィスが標準でインストールされていた。他にもネットワークに関するソフトやゲームソフトなど幅広く使い勝手のいいものがインストールされている。Puppyと比較すると整理されていてわかりやすい。
CD起動時ですらネットワークの設定が何もしなくても接続するようにセッティングされていたり、何の設定も無く適当なモニタ解像度でGNOMEが起動するようになっている。Puppyだといちいち解像度やネットワーク設定、キーボードの設定を選択しないといけない。
USBフラッシュメモリにインストールするときに、USB起動できないパソコン用に起動用CDROMのイメージも付けてくれる。
ということで、「Ubuntu」の動作が速くなれば言うことがない。どうにか早くできないものかということで、USB2.0のフラッシュドライブを購入して実験する予定です。


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