銀河帝国、SF、推理:「宇宙気流」

宇宙気流 (ハヤカワ文庫 SF (247))」を読んだ。相変わらず本の選定がいい加減で、短編だと思って読んだら「銀河帝国興亡史」の外伝にあたる作品だと後書きに書いてあって愕然とした。つい先日、アーサーCクラークを読んで、アイザックアシモフも読みたくなっただけだったんですが。
ちなみに「銀河帝国興亡史」は読んでません。特に理由はないのですが、タイミングが無かったし、巻数が多いので買うのが面倒だったし、揃っている本屋が無くて後回しにしていたという感じでしょうか?アイザックアシモフのロボットモノは好きなんですけど、それ以外はあまり興味が無かったわけです。アイザックアシモフのロボットモノで私が一番だと思うのは「鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336)」からなるシリーズで、「ロボット三原則」を主軸にした推理モノの作品です。続編で「はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)」、「夜明けのロボット〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)」と続くシリーズです。今見たら「はだかの太陽」が絶版ぽいですね。こういう本を復刊して欲しいものです。
ところで「宇宙気流」ですが、これも推理仕立てになってます。主人公が惑星が崩壊するという話をしてから、記憶を失います。彼は記憶を失い惑星の下層住民と労働をするという生活が始まります。
記憶がよみがえり始めてトラブルに巻き込まれて最後の最後まで先が読めないままに進みます。推理小説としては王道的な展開ですが、ひねりすぎたのか、時系列がめちゃくちゃで、読んでいて読解力が必要でした。下地となる世界観が「銀河帝国興亡史」だからなのかもしれませんが、説明が少なかったように思います。
もしかしたら、「銀河帝国興亡史」を読むともっと面白かったのかもしれません。



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コメント

“銀河帝国、SF、推理:「宇宙気流」” への1件のコメント

  1. もぼなもな書房のアバター

    夜明けのロボット〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)

    夜明けのロボット〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
    「久しぶりにアシモフの本でも読むか」
    と、軽く買ってしまったが、
    大いにはまってし…

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