移動都市、スチームパンク、SF、翻訳小説:「略奪都市の黄金」

掠奪都市の黄金 (創元SF文庫)」を読み終わった。フィリップ・リーヴという英国の作家の翻訳作品です。以前の日記(http://shonenalice.seesaa.net/article/39128467.html)で紹介した「移動都市 (創元SF文庫)」の続編にあたり、作品の間にはストーリー内時間で2年間の隔たりがある。
この世界は60分戦争という世界戦争の後、都市がキャタピラを実装して移動するようになっている。現在ある実際の都市がそのまま走り出しているようなイメージらしく、都市名も実在のものが使われている。
一作目は「ロンドン」を主な舞台に、二作目の今回は「アンカレッジ」がその舞台の主役になっている。
都市は大きなあごを持っていて、食べたり食べられたりする移動都市生活以外にも、今作品は前回の世界観から更に広がっている。
そして前回から引き続き主人公たちの冒険は手に汗握るものになっています。
後書きにありましたが、この作品は4部作だそうです。次の作品となる3巻はストーリーの時間で16年後となるようです。完結した4巻は2006年に「ガーディアン賞」という児童文学賞を取ったそうです。
翻訳されるのが楽しみです。



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