「鳥籠学級 1 (Gファンタジーコミックス)」「鳥籠学級 2 (Gファンタジーコミックス)」を読み終わりました。
面白かった、と言えば面白かった。単純に作品を楽しんだかどうかはわからないけど。
ストーリーは記憶を失った主人公が教師に助けられて転校してくるところから始まります。主人公はクラスに溶け込もうとやった親切な行動が異世界で大変なことを引き起こしてしまいます。保護してくれた教師に突然呼び出されて、異世界を修復するために、こちらの世界のこじれてしまった事象を制限時間内にクリアしなければならないのです。
以下に特徴を列挙します。
1,主人公の何気ない行動が異世界に影響を与えて多くの人に危機を与えてしまうというところが、短絡的に直結している。とてもシュールな世界設定だし、ストーリーとは関係ないところでうどんを作ったりケーキを作ったりと展開もシュール。三段論法すらない直結型のプロットに驚いた。
2,出てくるキャラクタが多彩で飽きない。学級内のキャラクタ配分も悪くないと思う。ただ、キャラクタの描き分けができていないので、同じ制服(学園モノなので仕方が無い)、似たような髪型で、装飾品が変化するとキャラクタを見失ってしまう(例えばメガネとか、着崩していた制服をちゃんと着るようになったり)。
3,キャラクタの豹変の度合いが大きい。ギャップが大きいのはいいんだけど、回を追うごとに、豹変する主人公の描写がおざなりになっていくのが何とも。2巻の終わりぐらいになると豹変することが戦隊モノや魔法少女モノの変身みたいな扱われ方をしていたり。
4,表などの雰囲気からゴスロリややおいを連想しましたが、内容は全く関係が無いものでした。メイドとか執事とかも全く出てきません。
とりあえず続巻は09年の夏に発売予定だそうです。
学園、異世界、崩壊、マヂギレ:「鳥籠学級」
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