JAL(日本航空)、再生支援、宇宙開発、JAXA(宇宙開発機構):JALの再生と宇宙開発の可能性について

JAL(日本航空)は経営が悪化して、年金問題が持ち上がり、企業再生支援機構の支援が決まって、鳩山首相の発言で株価が低価格でマネーゲームの様相になっている。
地方議員が地元の利便性のためにJALと癒着して赤字航路を作りすぎたのが経営の悪化の原因だといわれているようだ。経営悪化の原因が過去の赤字路線ならJALのOBの年金が削減されても文句は言えないかもしれない。
国内航空会社は公共性が高いために政府からの資金の援助の話題もあり、税金を投入するのに経営悪化の原因を作ったOBが何のペナルティも無いのはおかしいという理論と共に鳩山首相から株主にもペナルティーがあってしかるべきという話が出て、JALの株が廃止されるのではないかという話題が持ち上がり、JALの株価が一気に下がった。
企業再生支援機構がどんな再生支援策を出してくるのか不透明な現在は、マスコミや公式な広報の情報を元に予測をするしかない。JALがどのような方向で再生していくのかは今のところマスコミをにぎわせていない。
たぶん、JALの将来など興味の無いことなのだろう。
JALというのは航空に関する会社で、大きな土地と人員を持つ組織なので、私はJAXA(宇宙開発機構)との共同開発、営業委託、宇宙施設の一部民営委託などのこれからの事業投資基盤の作成をすることで大きく発展できる分野を担って行くべきなのではないかと思う。
宇宙開発は今後は更に必要になっていく分野であるにもかかわらず、民間との連携がうまく行っていない。大学の研究室を通しての研究連携と、高度な技術を必要とする部品の製作下請けのために連携している程度である。
宇宙開発は宇宙国際ステーションの日本参加の実験棟で更なる段階に入ったと思っている。それは宇宙長期滞在基盤の確保ができたという事だ。
まだ、宇宙での自給自足が出来る段階ではないので、地球からの物資の輸送は不可欠だが、現在、太陽光による電力の供給や長期滞在スペースの確保が出来ている。これは一般的な人の宇宙旅行を可能にする基盤を提供できるという事だと思う。
宇宙旅行を企画立案営業する営利組織として提携することが可能である。
民間の衛星打ち上げも話題になっている。様々な民間企業が活用できる可能性を秘めている宇宙資源に対してより多くの企業が出資したり活用したり参加したりする窓口が必要になる。
例えば、幾つかの企業が共同で独自の人工衛星を打ち上げるとか、国際宇宙ステーションの活用方法として企業が出資して参加するとかそういったことを営利的な部分も含めて参加する企業となるのではないかと思う。
北海道で宇宙港のプランが持ち上がっていたが、仮に北海道に宇宙港を作ることが出来るなら、現在赤字路線と言われている空港を活用することも可能なのではないだろうか。
以前、宇宙に飛び出すのに現在のロケットのような垂直離陸とは別に、飛行機のように水平離陸をして大気圏を脱出するロケットのプランがあった。現在の技術でもう一度見直してみる必要はあるのかもしれない。
日本も独自の宇宙ステーションの開発をしている。JAXAのロードマップでは随分先の話になっているが、一部を民営化する事を前提にして、民間の資本力で時期を早めたり規模を拡大することは可能なのではないだろうか。
例えばホテルのような宿泊施設を併設することで、宇宙旅行を定期的に運営することが可能になる。
現在の宇宙開発は単発的過ぎる事が多くの問題を起こしていると思う。スペースデブリなどもその一つだ。
一つの実験や開発で放棄された機材を活用して次の実験を行ったり、最終的に宇宙ステーションになるような方向性で、少しずつパーツを組み合わせていくような実験計画を立てたりと言ったコストダウンや省エネに関するような事を踏まえた計画立案をサポートしていくことも大事だと思う。
また、スペースデブリを回収して新たに何かを作り出すプランニングも現在では必要なことだと思う。その為に、宇宙には様々な人材がある程度定住できる形に早い段階で持っていく必要があると思っている。
上記のような事業をするにあたり、宇宙開発の名目でJALに対して政府が税金を投資するのであれば、大いに意味があると私は思っている。税金も前向きに使って欲しいと思う。


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