RaspberryPi4を起動させるにあたってのトラブル

モバイルコンピューティング、それもVR的AR的というかHMD的というか、要するに現在のスマホのようなディスプレイに囚われないモノを想定した時に、本体の形は制限されない。現状の候補としてスマートフォンにHMDを装着するのも選択肢としてはありだと思うけど、実際にはOSに自由度がないので、作業が限定されてしまう。全てのOSに全く同じソフトが問題なく移植されていれば別なのかもしれないが、それでも操作感は違ってくる。デバイスの選択肢も違う。で、今のところWindowsが一番の候補なのだけれども、先日発売された小型のPC(https://www.amazon.co.jp/dp/B00OKAPSSU/ref=cm_sw_r_tw_dp_2SKF6EGSSEYWTJYT8SHA?_encoding=UTF8&psc=1)は、モバイルバッテリーで起動しないらしい。ノートパソコンは大きすぎて取り回しで悩むしメーカー固有機能が多く拡張性が低いのが気になる。スティックパソコンは発熱問題で動作が不安定なので、起動した状態でカバンに入れるのは危険かもしれないし、そもそも新しい製品が発売されていない。
OSはWindowsではないものの、モバイルバッテリーで給電出来てサイズが小さく拡張性があって値段が手ごろで業務で使う程度に安定している機材としてRaspberryPiを試してみることにした。
—–
ちなみにHMDは「Avegant Glyph アバガント・グリフ(https://www.amazon.co.jp/dp/B01IUZLLMW/ref=cm_sw_r_tw_dp_BXE9399AC8X2SFMXBX0P?_encoding=UTF8&psc=1)」と「VUFINE+(https://www.amazon.co.jp/dp/B07H33F4MS/ref=cm_sw_r_tw_dp_AJ8D4H3190VH5C532BNV?_encoding=UTF8&psc=1)」が(HMDとしては)値段も手ごろで屋外でも使えそうかな、とは思っている。
——-


—–
Amazonでメモリが4Gのモノを購入し到着、開封、設定を行った。SDカードも購入し新品を使い、RaspberryPiImagerをダウンロードして特に何の設定もせず、インストール作業を行った。特には問題なく起動して、設定をして使うことができた。記録として動画撮影をしようと思い再度同じ手順を行ったところ、RaspberryPiImagerでエラーが発生したり、画面が表示されなかったりといろいろな問題が同時に発生した。

①RaspberryPiImagerのエラー
64GのSDカードを購入して使用したのが、第一の間違い。二回目にインストールする時にそのままRaspberryPiImagerで上書きしようとしたのが第二の間違い。OSが書き込まれず思ったように行かなかったのでWindows10の機能を使ってパーティションの削除とフォーマットをしたのが第三の間違いでした。
まず、RaspberryPiはFAT32のパーティションにインストールされて動作するとのこと。Windows10の基本機能でFAT32のフォーマットが選択できるのは32Gまでで、64GのSDカードはWindows10の標準機能ではRaspberryPi用にフォーマット出来ない。大は小を兼ねると思って大きめのSDカードをわざわざ購入したのに32Gを買わなかった為に発生した無駄なトラブルでした。
と言う事で、FAT32でフォーマットするためのソフトを探しました。皆様のご意見が色々とある様子でしたが、とりあえず「SDCardFormatter」というソフトをダウンロード、インストールして使用しました。これでRaspberryPiImagerで発生していたエラーは解消されました。

②HDMIを接続しているのに表示されない
再インストールされたSDカードが用意できたのでRaspberryPiに差し込み、HDMIとUSB Cを刺して起動させたのですが、画面が表示されないトラブルが発生。というか、画面が表示されていないのかRaspberryPiが正常に起動していないのかいまいちわからないまま、電源とHDMIを何度も抜き差しして動作確認をしました。
原因は、使っていたモバイルバッテリーなのですが、typeCから給電されていませんでした。後日ケーブル新しいケーブルを購入して繋げてみましたが給電されないのでバッテリのポートの問題のようです。
購入直後の起動の際は、トラブルを無くす為にコンセントに刺さったUSBプラグから給電していたのですが、動画撮影時にはモバイルバッテリーのUSB Cから給電しました。給電していないことに気が付かなかった最大の理由ですが、RaspberryPiの電源ランプが点灯していたためです。これは、ケーブルの抜き差しをしてネットで検索をして分かったのですが、HDMIには給電機能があるためRaspberryPiのランプが点灯して起動しているかのような動作をしたようです。とは言え動作する程の電力はなく画面には何も表示されません。起動しているのに画面が表示されないのではなく、起動しているように見えて起動していなかった、と言うのが結論です。
もう一歩踏み込むと、実はビデオキャプチャが給電をしているようでした。途中にビデオキャプチャを挟まないとRaspberryPiのランプが点灯しません。録画をしようとしたが故に発生したトラブルでもある、とも言えます。

③スリーブすると復帰できず(熱暴走の可能性?)
再インストール後のトラブルを乗り越えて、やっと起動して初期設定後にアップデート作業が開始されるのですが、いつまで経っても終わらず、放置していると画面が暗くなり、さらに放置しているとマウスやキーボードに触れても画面が表示されないトラブルが発生しました。
スリーブした直後ならマウスやキーボードで復旧するので長時間放置、もしくは長時間起動状態で発生するトラブルのようです。このトラブルに関しては原因が今のところ不明で、大雑把に言えば熱暴走の可能性が高いのかもしれません。ケースの排熱が上手く行っていない(組み立てたときに何らかのミスをした)とか、撮影でライトの熱が加わって想定以上に発熱したとか、可能性はいくつか考えられます。今後作業をしていく事でトラブル原因が判明するかもしれません。
—–
結局トラブルに振り回されて、未だにデフォルトのOSのテストも出来ていないので落ち込んでいます。情報もあるしみんな使っているからと思って手を出したのですが、結構難しい機材なのかもしれません。公式が32bitOSだったりするところも悩ましいです。chromeが32bitの開発を止めてしまったので出来れば64bitOSを使いたいところです。また、SSDやM.2をUSBでつかえるようなのですが、OSのインストールには癖があり、いずれ試してみたいと思います。他にもセキュリティテストで使えるKaliLinux等も対応しているとのことなので構築できればと思います。

コメント

“RaspberryPi4を起動させるにあたってのトラブル” への1件のコメント

  1. […] RaspberryPi4を起動させるにあたってのトラブル […]

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です