アーリーエクスプレスで安いカスタムキーボードが売っていたので買ってみた。USB接続で回転するスイッチが二つ、メカニカルキーボードが12個ついている。開封動画にもあるけど、箱には本体とUSBケーブル以外は入っていなかった。説明書もドライバの類も無かった。
アーリーエクスプレスで購入したので、アーリーエクスプレスの商品のサイトを見てみたが、ソフトを使ってキーを設定するみたいな翻訳の日本語が記載されていたけど、特にリンクなどは無く、Amazonにも同じ製品が販売していたのでページを確認したけれど文章内容は同じだった。
とりあえず、USBケーブルが付属しているのでWindowsに繋げてみたところ、デバイスに「CH57x」という名前で新しいデバイスが追加された。アーリーエクスプレスでもAmazonでも「マクロキーボード12キー2ノブメカニカルキーボードホットスワップカスタムキーパッド片手キーパッドミニゲーミングキーボードミニキーボード」みたいな商品名で型番も不明だったので、とりあえず「CH57x」で検索をかけてみた。外国の掲示板経由でドライバソフトと説明書がダウンロードできるページが見つかった。
https://www.dropbox.com/s/xj081lxyn9v0lib/Macropad.zip?dl=0
■追記
後日、更に色々と検索したところ、日本語の説明がついた違うドライバソフトが見つかった。
https://drive.google.com/drive/folders/11gPSbRxrduhcZNDHAylHIKXchjEIX6ru
こちらの方が高性能で良い上に、Windwos11でも動作してくれたため、使い勝手は上だと思う。ちなみに同時に押せるキーの数も増えていて、便利になっている。
■ドライバソフトの使い方
ダウンロードして圧縮ファイルを展開すると実行ファイルと説明書のドキュメントファイルが入っている。ドキュメントは画像付きで中国語と英語が書かれているので、映像を確認しながらトライアンドエラーを繰返して仕様を確認した。なおレイヤーやLEDに関しては自分には必要ないと言う事もあってまだ試していない。
・Setting Keys(12個のキーの設定)
回転ボタンを右側にした状態のキーの配置になっている。Key4、Key8、Key12が回転ボタン側になる。
・Setting knob(回転ボタン、ジョグボタンの設定)
回転ボタンを右側に倒した状態で「K1」が上ボタン、「K2」が下ボタンになる。また「Clockwise」が時計回り、「Anticlockwise」が反時計回りの設定項目となる。
Center Key(押込む)
Clockwise(時計回りに回転)
Anticlockwise(反対回転)
Windows11で実行ファイルを試してみたのだが、うまく設定できないようだった。ソフトが起動するものの、キーボードの入力に反応しなかった。Windows10では問題なく動作しているので、Windows11で使いたい場合は、Windows10を用意して設定してからWindows11で使用する流れになるのかもしれない。
もしかしたらエミュレータでWindows10を導入して設定ができるかもしれないが、今のところ試してはいない。
■マウスを動かす
以下のページを参考にして、回転ボタンを使った精密マウス移動を試してみた。
「マウス キー機能を使用してマウス ポインターを移動する
https://support.microsoft.com/ja-jp/windows/%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%82%B9-%E3%82%AD%E3%83%BC%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%82%92%E4%BD%BF%E7%94%A8%E3%81%97%E3%81%A6%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%82%B9-%E3%83%9D%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%92%E7%A7%BB%E5%8B%95%E3%81%99%E3%82%8B-9e0c72c8-b882-7918-8e7b-391fd62adf33
Windows10の場合は「設定」の「簡単操作」の中の「マウス」を選択すると以下の画面になる。Windows11は「設定」の「アクセシビリティ」の中の「マウス」を選択すると同じ項目が設定できる画面が表示される。
これはNumLockキーが押されたときにフルキーボードのテンキー部分がマウスコントロールキーになる設定だが、NumLockキーがONの時に他の関連キーにも影響が出るので、使い方が難しい。自分の場合はNumLockキーもカスタムキーボードに割当てて頻繁に切り替えることを前提に設定してみた。「Ctrlキーを押したままにして加速し、(以下略)」の設定にチェックを入れないと、キーを回転させた時に1ドット分しか動かない。チェックを入れた後にCtrlキーと数字を押す割当てをすることで真っ当な速度で移動するようになった。「ポインタの速度」は好みに合わせてスライドさせればよいが、中心よりも早くすると一回の移動距離が大きすぎて精密な動作には向かないと思った。「ポインタの加速度」は連続入力されないためスライドを変更しても影響がなかった。
■具体的な設定は以下の通り
「Setting knob」
K1 Clockwise:Ctrl、4
K1 Anticlockwise:Ctrl、6
K2 Clockwise:Ctrl、2
K2 Anticlockwise:Ctrl、8
■アプリを起動させる
今のところ、自分としては必要としていないけれど、以下の方法を使えばアプリ起動にショートカットキーを割り当てることができる。割当てたショートカットをカスタムキーボードに設定すれば、配信者がこの頃注目して重宝している高い機材と同じような使い方が可能になる。
Windows 10 – アプリにショートカットキーを割り当てる方法
https://pc-karuma.net/windows-10-create-app-keyboard-shortcuts/
■ソフトのショートカットキー
編集ソフトやモデリングソフトや画像編集系のソフトは豊富なショートカットによって操作性が向上している。頻度の高いショートカットキーを登録することで専用のキーボードにする事も可能になる。以下は自分がよく使っているBlenderという3DCGモデリングソフトのショートカット一覧となる。12個しかキーがないのですべてを網羅することは出来ないが、頻度が高いものを登録しておくと使い勝手がよくなるかもしれない。また、機材が一つしかないので試していないが、複数台を同時に接続したりすることも可能かもしれない。アーリーエクスプレスにはキーの多いカスタムキーボードも販売していたので、ショートカットが多い場合はそちらを使うと良いのかもしれない(ドライバソフトを探す手間がかかるが)。
【参考情報】【V2.9】Blenderのショートカット一覧~おすすめ~
https://ytktfeelfree.com/tool/software/blender/shortcut_of_blender_/2980/
■参考ページ
https://www.dropbox.com/s/xj081lxyn9v0lib/Macropad.zip?dl=0
→ドライバと説明書(中国語及び英語)
https://www.reddit.com/r/keyboards/comments/u1bfbn/help_looking_on_software_to_program_this_keypad/
→関係掲示板
https://drive.google.com/drive/folders/11gPSbRxrduhcZNDHAylHIKXchjEIX6ru
→ドライバソフトと説明書(日本語と説明動画)
https://ja.aliexpress.com/item/1005004181797652.html
→AliExpressの販売ページ
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