OrangePiの本体及びケースが届いたので装着して動作確認した。動作確認に関しては「Oange Pi 5の動作検証など」とほぼ同じ作業を行った。流石にOSはOrangePiZero2用のイメージをメーカーのページからダウンロードした。
OrangePiZero2はWifiなどの無線アンテナがついていて技適を通過していないので、電波を発生させるアンテナは取り除いて動作確認を行った。これで電波は出ていない。「技術基準適合証明等を受けた機器の検索」という総務省のページで技適を通過しているのか検索ができるし、企業にシングルボードコンピュータを卸しているホームページで販売していれば大体は技適を通過している。技適を通過していない機材を使って電波を飛ばすと犯罪になるので注意が必要になる。
様々なSBC(シングルボードコンピュータ)が中国で発売されているが、多くがWifiやBluetooth等の電波を発していて、尚且つ日本の技適を通過していないので、気軽に購入して試すという事が難しい現状がある。
海外と使用する電波帯域もずれていたりするので、各国の独自の電波法の互換性が無いのは一概に非難できないところでもある。
ケースの装着に関して、OrangePiZero2のものには熱の伝導シートが付属していたが表面にフィルムが貼られているのを剝がし忘れることが結構ある。熱が伝導しないと動作が不安定になるかどうかは今後の動作確認次第になるとは思うけど、チップに貼り付ける面は吸着させるために剥がすけど、ケースに接する面を剥がし忘れて何度もケースを開けるのはやりたくない。
もう一つは金属ケースが基板の配線に接触しないようにゴムの分厚いワッシャーを挟むのだけれども、入れる順番が難しい。上から下にネジを通すとやりにくいので、下から上に通した方が良いのかもしれない。次回似たような作業をするときに参考にしようと思う。。。。以前Raspberrypiでも似たようなケースを装着して似たような結論に達したような。
OrangePi5のケースは半透明の組立式で特に問題はなかった。あえて言うなら、M.2のドライブを固定するネジに手持ちのワッシャーを付けたのだがやや大きくて基板からはみ出していた。ケースは基板のサイズに囲われていたので、はみ出した部分をニッパーで切除して無理やり押し込んだ。確認したが回路に問題が出るような場所でもないし起動もしたので大丈夫だとは思う。
OrangePiZero2は動作させた限りだとややもたつきがある。USBも2.0だしそのままの仕様で普段使うPCとするのは無理があるかもしれない。RDP接続してWindowsを使う為の端末なら行けるのかもしれないし、このサイズなら持ち歩いてHMDと繋げてウェアラブルPCの感覚で使えるような気もする。もちろんスマートフォン用のバッテリで駆動するので問題ない、が、モバイルWifi機器との接続にWifiが使えないし、技適を通過していない機器を屋外で使用するのも危険が伴う。いや、技適を通過していないので屋内でも電波を飛ばして使用するのは違法なので、何とか技適取得をして欲しい所ではあります。
OrangePiにはGPIOが付いていていろいろな電気工作の機材と接続が可能なのだけれども、ピンの数がそもそも違うという事もあり、Raspberrypiで刺すだけで使えるようなデジタルインクディスプレイなどがそのままでは使えない。ピンの数も26本となっているし。GPIOの統一化というか規格化が出来ればもう少し幅が広がるのかもとは思ったりもしている。まあ、USBで接続できれば問題ないという部分なのかもしれない。
コメントを残す