とりあえず、セッティングしてみたものの動作が遅くアプリマネージャーもどうも上手くいかないので、コマンドラインで管理してみる方向で考えてみた。試したいのがGoogleDriveをWindowsファイル共有するハブとして便利に活用できないか、という方向性。以前、違うSBCで試した時に上手く行かなかったのだが、原因がLinuxのバージョンの可能性があった。今回はOSも最新だし、上手く行くかも。SMBもコマンドラインでインストールが簡単だし。
コマンドラインで管理するにあたり、ブラウザから管理できるフリーソフトのCockpitというものを使ってみた。以前も試したのだけど(https://blog.lice.jp/2023/02/16/raspberrypi%e3%82%92%e8%89%b2%e3%80%85%e3%81%a8%e6%b4%bb%e7%94%a8%e3%81%99%e3%82%8b/)、前回の記事が簡略化していたため、今回もCockpitのインストールから紹介していく。
と言ってもそれほど面倒なわけではない。
sudo apt-get install cockpit -y
sudo systemctl enable --now cockpit.socke
以上でインストールが完了する。あとはPC起動時にソフトも動作させるとかそんな感じの事を幾つか。以下のページを参考にして作業しました。
■CentOS8をブラウザ画面で管理できる「Cockpit」機能の基本的な使い方
https://souiunogaii.hatenablog.com/entry/CentOS8-cockpit
systemctl enable cockpit.socket
systemctl is-enabled cockpit.socket
後は、他のPCからOrangePiZero2のIPアドレスのポート9090にアクセスすれば管理画面にたどり着きます。因みにコマンドラインで自分のIPを調べるのは「ip address」です。Windowsの方が多く使っている関係でipconfigを入力しがちなのですが、微妙に違うんですよね。
以下のようなアドレスをブラウザに入力するとログイン画面が表示されます。
http://192.168.xxx.xxx:9090
当然ですが、OrangePiZero2のIDとPWは「orangepi」です。
今回は、左メニュー最下の「端末」を使います。端末を使うだけならWindowsPCからSSHで接続するのと変わりは無いのですが、普段からSSHを使い慣れているわけではないので、便利だなぁと思っています。スマホからでも使えますし。
で、Cockpitを使おうとしたんですけど、どうにも上手く行かない。ページが切り替わるたびに表示がされずにいたり、エラーが出たり。
そして、本日一番の失敗。GoogleDriveをマウントするアプリはGoole認証をするためにブラウザが必要だった。インストールまでは出来たので、もう一度、デスクトップイメージで作り直して最初から設定しなおしになった。
デスクトップイメージでSDカードを作り直して慎重にセットアップしていたのだが、スペック不足だと思われるフリーズが多発してなかなか先には進まない。
- 最初のソフトウェアアップデート作業は複数回行った方が良い。
- 日本語化はアップデート作業を何度も行った後でないと成功しない。
- アップデートなどのインストール作業が発生している時は他のソフトのインストール作業が出来ない。エラーが起こるので、終わるまで待ってから順番に作業する。
- 何のインストール作業もしていないのにインストール作業が出来ない場合は、しばらく様子を見た方が良い。電源を落としたり再起動をしようとすると後でOSのエラーが発生したり終了が途中で止まったりする。
- FireFoxのブラウザが標準ブラウザとして動作してくれないので、GoogleDriveマウントアプリがGoogleにログインする為に動作してくれない。Chromiumがインストールされていないので、改めてインストール作業をしなといけない。
という感じで作業が一向に進まずGoogleDraiveのマウントは頓挫した。
OrangePiZero2の使い道は改めて考える事になった。ファイルサーバにするには大きなドライブが必要だし、何かのテスト用サーバーが妥当だろうか。
今後の目標としては、安定稼働させるための環境改善と性能確認だろうか?最新のOS イメージが出れば改善されている可能性もあるので、チェックしないと、とは思う。
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