OrangePiZero2のGoogleDriveMountを頑張っていたのだけれど、上手く行かなかった事を受けて、RaspberryPi4がWindows11を使った安定したファイルサーバにならなかったために浮いていたので、動作確認も含めてテストしてみる事にしました。
RaspberryPi4のOSの中でRaspberrypiOS以外にUBUNTUが選択できます。調べてみたところUBUNTUのバージョンが22であったため、GoogleDriveがマウントできるのではないかという事で試してみます。
UBUNTUを入れて動作させるなら、OrangePi5の方が安定しそうな感じなのですが、RaspberryPi4も発売からずいぶんと経って、そろそろ次世代みたいな話も出てきた今日この頃、また、Windows11がARMのCPUで正式に動作するモノを今後発表するみたいな話も出ていて、品薄状態が解消されても値上がりもあって大量購入するような商品じゃなくなっている気がします。
日本で技適取得している数少ない機材ではあるのですが、引きこもりが使う電波はWifiですが、実は家庭用機材のWifiアンテナってアンテナのスペックで接続台数がある程度制限されているんですよね。アレクサやGoogleHomeは有線接続できないし、スマートフォンも有線接続すると煩わしいとなると、更にSBCがWifiにぶら下がる余裕は実は無い、というのが現状です。
スマホ5台、アレクサ2台、Google1台、電球4つがWifiに繋がっているのでノートPCですら有線接続しています。技適を通過する面倒も含めて考えるとOrangePi5みたいに、Wifiモジュールは別部品として販売してくれるのが嬉しいと、個人的には思います。
RaspberryPi4のUBUNTUですが、M.2用ケースに256GのSSDを入れて使用しました。RaspberryPi4にはUSB3.0のポートがあり期待する程ではないにせよ実用に耐えるだけの速度で動作してくれるので、Swapファイルが発生しても問題にはなりにくいというのが採用の理由になります。2.5インチのSSDをケースに入れて使っても同じなのですが、壁面設置機材なのでより小型の方が安全かと思っています。
sudo apt update
sudo apt-get install cockpit -y
sudo systemctl enable –now cockpit.socket
systemctl enable cockpit.socket
systemctl is-enabled cockpit.socket
sudo apt install samba
一度途中までは上手く行っていた。Cockpitから幾つかの作業をして動作確認をしていたら、画面が表示されなくなった。アップデート前後で一度再起動を行ってからという感じだったので、今度はUBUNTU22で使えるようになったリモートデスクトップ機能を先にONにして、動作確認をしてからいろいろと作業をした。
UBUNTU22のリモートデスクトップの設定は設定にパスワードをかけてshere(共有)にあるremote desktopをONにすれば動作した。ウィンド下にログインIDとPWが表示されていて、ログイン名がアカウント名だったのでパスワードも設定通りかと思ったら、違っていた。非表示になっていたので表示させたところ、自分が設定したものと全く違うパスワードだったので、変更したところ、Windows11からRDPでログインすることができた。
Cockpitのインストールをアップデートの前に行う為に明示的にアップデートを行った。以下の参考にしたサイトに記載されているGoogleDriveをマウントするアプリをインストールするコマンドの最中にもアップデートコマンドがあるが、新しいリポジトリにアクセスしたので省略できない。
■Google Driveをマウントする
https://tech.nosuz.jp/post/2022-05/20220503-google-drive-ocamlfuse/
sudo add-apt-repository ppa:alessandro-strada/ppa
sudo apt update
sudo apt install google-drive-ocamlfuse
gle-drive-ocamlfuse ~/マウントするフォルダ
標準ブラウザのFireFoxが起動してGoogleにログインした後でアプリを許可するかどうかの選択肢が出て、無事マウントすることができた。ところが、sambaではフォルダが認識できないようで、Windows11からはマウントしたフォルダが見えないようになっていました。上記のサイトに解決方法がありました。
作業が終わり、自動的にアップデートがされて終了したところで、再起動後に画面が表示されなくなりました。リモートデスクトップの接続もできなくなりました。Cockpit及びSambaは動作しているようでアクセスが出来ましたが、GoogleDriveは自動的にマウントとはいきませんでした。
GoogleDriveにアクセスできる許可が30日で更新されるため一か月に一回はデスクトップにアクセスしてブラウザで許可を取る必要があり、アップデートをするとデスクトップにアクセスできなくなる現状を克服しない限りは使い続けるためには一か月に一回はRaspberryPi4をセットアップしなければならない事になってしまうので、現実問題としての使用は難しいという結論に達しました。
現状のRaspberryPi4はPoE+のHATを付けてネットワークから電力供給できる配線の最小限のネットワークファイルサーバみたいなものを目指しているので、ちょっと期待外れでした。M.2は電力を使うのか、作業途中で電力が足りない旨の表示が出たりしたので、M.2のファイルサーバは多少なりとも無理があるのかもしれません。
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