CHUWI Hi10 Go購入と現状のモバイルPC環境に関して思う事

CHUWI Hi10 Goタブレットをキーボード付き専用カバーと専用タッチペンと一緒に購入した。購入経緯はYoutubeで案件配信をしているのをいくつか見たため。以前からYoutube案件配信で欲しいいと思ったものは大体品切れして補充された頃にはもっと良いものが出ていたり、割引が終わって思ったほど安くなかったりしていたが、今回は配信直後で購入できた。Amazonのリンクを張り付けるけど、もしかしたら既に品切れかもしれない。

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商品がアマゾンから到着したので開封。パッケージはシンプルで中身もシンプルでした。本体の付属品は充電コンセントと取扱説明書等の書類のみ。全てを開封してキーボード付きカバーを装着して起動。

ごく普通のWindowsの初期作業を経て起動。Wifiに接続してOSのアップデートを行おうとするがエラー。その間にGoogleChromeとかSteamとかDiscordとかBlenderとかをインストール。起動直後のせいか動作は思った以上に遅いと感じた。

Blenderは画面の小ささと動作の遅さがあるので、常用するのは難しいかもしれない。期待していたわけではないので特に問題はないが、動いたので限定的な使い道はあるかもしれない。Blenderはホイールクリックも必要なのでマウスが必要だけど接続がUSB CなのでBluetoothかUSB Cの接続が必要になる。今所持しているのはすべて一般的なUSB接続機器なので、新たに購入する必要がある。とりあえず、USB C変換コネクタはあるので、しばらくはこれで対処するしかない。

変換用コネクタで充電しようとしたが一瞬認識して充電モードになったが、継続して充電は出来なそうだ。変換プラグの回路の問題だろうか?充電が出来たりUSBソケットがある機材を探したいと思う。

RPGツクールは問題なく起動して作業が出来そうだ。データがローカル保存の為、データの共有を考える必要がありそう。自宅のみであればファイルサーバーで良いかもしれない。RaspberryPiZeroで持ち運びファイルサーバーの作成も視野に入れるべきかもしれない。Inkscapeは問題なく動作したので、ペンを使った作業などが出来ると思う。

Terrariaは重くてゲームにならなかったので、ゲームの機材としては期待しない方が良いかも。Steamで購入したシューティングゲームの式神の城も動作に難あり。MinecraftのJava版をやってみたけど完全なコマ落ちで終了作業もままならない状態。
Steamのゲームならストリーミングも出来るから動作に問題があっても気にはならないけど、コントローラー接続ゲームはUSB Cがネックになるかもしれない。

リモートデスクトップは問題なく接続できた。他のパソコンからのリモートデスクトップと同じく動作の遅さがあるが、それよりも小さい画面で解像度が十分なので使い道がありそうな気がする。家のネットワークにVPN接続できるような環境構築が出来れば、外出中でもRDP接続で作業の幅が広がる。新しいプロバイダ契約等が必要になるので今後の課題ではある。

Webは特に問題なく閲覧できる。画像の読み込みに時間がかかる場合もあるが概ね問題ない。Youtubeの視聴も気になるところはない。Amazonプライムビデオの動画再生も特に引っかかるところも無くスムーズだった。

キーボード付きカバーのキーボードのEnterが小さいので誤打しそうなのと、「@」の位置が気になるけれど、キータッチはしっかりしていて使いやすい。難を言えばキーボード下のタッチパッドのクリックの感触がしっかりしているのに反応していない場合があって戸惑う。OSの動作の遅さがクリックをキャンセルしてしまうのかもしれない。OSの設定の見直しが必要かも。

ネットワークに関して有線接続にして動作確認をしようと思ったのだが、USB Cソケットに合うUSB変換LANソケットを持ち合わせていない。変換ケーブルを経由すると通信速度に誤差が出そうなので、必要があれば後日機材を購入してテストしたい。

電源プラグに関してAmazonで調べてみたけど、今のところ対応するモノは見つからなかった。24V‐2Aは見つからなくて、12V-2.5Aが一番近いかなと思う。

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今回のCHUWI Hi10Goの購入理由は幾つもある。

CHUWIはキューブ型の小型PC発売の際から気にしていて、中身もさることながら値段でも勝負してくるので、コスト面で失敗が無い。実はWindows10がインストールされたPCを買ったことがない。今までWindows7をアップグレードして使っていたため、Windows11に移行する前に一台は購入したかった(WindowsMeとかWindows8、8.1はスキップしてしまったのが悔やまれる)。Windows11にアップグレードできると記載があったので5年以上は遊べる機械だと認識したため(アップグレードを保障するものではないので出来ない可能性もある、Microsoftの仕様変更とか、アップグレードしたら一部の機能が使えないとか、動作が重すぎて使えないとか)。手持ちのタブレット(AndroidやiOS機材)が古くて動作しないアプリがあったりするため、Windowsのタブレットなら一般的サービスが動作するだろうとの考え。手持ちのAndroidタブレットから内容を移行出来たらAndroidタブレットのOSを乗せ換えて改造したい。使えなくなった頃にはLinuxに乗せ換えが出来そうなイメージがある。などなどである。

・Windows11アップグレードの可能性については、Youtube案件レビューを見る限りでは最低限動作すれば使い道はあるだろうと思う。現状でMicrosoftの仕様変更も含めて予測する事は出来ないが、Windows11のAndroidアプリの動作が一番求めている機能なので、それほどのスペックを要求しないだろう、と思っている。容量の小ささはあるが、外付けメディアも高速化しているし、状況次第では気にならないだろう。Windows365が一般化したらPCスペックさえ気にならないかもしれない。Windows365は内容によっては32bitパソコンですら再活用される可能性があるので、今回の購入には全く関係ない話ではあるが。

・Linuxのインストールに関しては主にドライバ関連の問題等があるが、購入される台数が多ければ中古として出回る台数も増えてハッカーが手に取ってLinuxのインストールを試行錯誤する可能性は増える。もしくは販売台数が多くて企業の採用も増えた場合に、Linuxのインストールされた機材が必要な現場での要望からメーカーがサポートする場合もある。サーバー用途でない機材の場合はごく限られた現場となるので可能性は薄いが。とにかく沢山売れる事が第一条件になるが、その為には売り切りではなく、ロングセラー商品としてメーカーが扱うかどうかが大きいので、ぜひ長く販売してほしいともう。

・手持ちのタブレットが古くなってきている問題は、アプリのOSバージョン対応という壁が大きい。Android、iOSがバージョン対応を厳密化している為に、最新機能を持つアプリが古い機材で使えない問題と言うのは大きい。Windowsのように数年に一回、メジャーアップグレードするOSと違い、毎年のようにアップグレードして細切れになっていると、中古で購入した機材でアプリが動かないとか、久しぶりに稼働させた機材で最新のアプリが動かないインストール出来ないという事態は普通に発生している。
先日も色々とあってAmazonのセールでFireタブレットを購入するか迷っていた。10インチFireタブレットに専用キーボードが発売されてノートPCの使い方が出来るようになった事もあって購入をいろいろと考えたのだが、Androidタブレットとしての機能は制限されているし、長期販売されているのに改造記事が少ないし(メーカーが改造されないように随時アップデートしている可能性が高い)、ロングセラーで性能が低い。いろいろと試す機材ではないと判断した。コストが低いのはとてつもなく魅力だけれども。

・AndroidとiOSでWindowsに置き換えられないソフトは現状でゲームぐらいだけれども、WindowsソフトのうちAndroidやiOSで出来ないものはそれなりにある、と思う。先日Fireタブレットの購入と同時期に考えていたChromebookの最新機器購入はAndroidとWindowsのせめぎあいの部分があった。Lenoboが出した最新機種がYoutube案件配信を席捲して相当売れたんじゃないかと思う。欲しいなと思いいろいろと調べているうちに初期出荷の割引が無くなってしまったのは痛恨のミスだったが、調べているうちに現状のChromeBookの問題点も色々とわかり、使った事にない機材は衝動買いするべきではないと実感した次第でもある。
Chromebookは現状でAndroidアプリが使える事が大きなメリットとなっている。実際には全てのアプリが使えるわけではないので、Androidアプリ開発環境が使えるという言い方で企業がアプリとセットにした製品販売をしていると言うのが販売の原動力だと思っている。Chromebookの弱点はAndroidOS同様にバージョン管理からくる寿命だろうが、企業のように明確な目的があれば寿命を超えて使用する事も問題ない場合が多い。また、リース等で期限が来たら買い替えを前提に導入する機器としては相性がとても良い。担当者も買い替えの説明がスムーズで、投資がしやすい。と言うような機器なので、素人が色々な期待を込めて買うものではないようだ。
ChromebookのLinuxのインストールは自分で行ってみたが、難しくはないが機器によっては素人が扱える部分を超える可能性は十分にある。人気があって値段が下がらないので、Linuxのインストールを考えるのなら人気のない中古のノートPCの方がコストに見合う。単にLinuxテスト機器というだけなら手元にあるので、改めて購入する必要もない。

・SteamもNVIDIAもMicrosoftもクラウドをメインにしたアプリ起動環境やゲーム体験を模索している。Googleも模索していたが結局はリタイアしている(もしくは小休止している)ように見える。テレワークとクラウドの相性の問題になるのだけれど、会社がサーバーを運用して社員がアクセスするテレワークは会社のネットワーク設備投資が膨大になる。ところが、クラウドソフトウェアであれば、アクセスするのは会社のネットワークではないので最低限で済む、と言うのが一番の強み。テレワークで問題になるのは大きな会社であれば社員が一斉に会社のネットワークにアクセスしてリモートデスクトップに接続するので動作が遅く、ファイルサーバーもアクセスに苦労して仕事にならない、という現状だ。この為に会社のネットワークを増強したり分散したりと方法論が出てくる。初期投資が軽くなる選択肢としてクラウドがあげられるが、これはセキュリティとの担保関係にある。
では、普通の人がWindows365のようなクラウド環境を必要とするのか、今後パソコンのハードウェアの進化はサーバー運用に移行していくのか。今パソコンを買えば一生使い続けられる可能性があるのか、であれば、今後Windows11をとりあえず購入して将来的にはWindows365に移行すれば安泰かどうかは分からない。
一番の問題はネットワーク環境とセキュリティである。インターネットって日本人に向かないかもと思う事が幾つかあるが、そのうちの一つが、評判に殺到する群衆があげられる。例えば、スマートフォン契約をする時にどのキャリアが快適か聞かれることがあるが、例えばその時にdocomoが良いサービスを出していると、皆がdocomoに殺到して回線がパンクして評判が悪い、と言う事が頻繁に起こる。色々と問題がある回線業者の方が快適に通信ができる場合が多かったりする。クラウドサービスで考えると、現状の回線状況やインターネットの状況を考えると、クラウドが持て囃されてみんなが殺到するとサービスとしては成り立たない状況に陥る事は目に見えている。かと言ってユーザーが集まらないとサービスとして成立しない。そして、例えば全ての人がWindows365を使うような状況になった場合のトラフィックまで考慮されてインターネットは構築されていない。
セキュリティ面に関しては単一のサービスは選択肢を多く持たない事が多いからセキュリティに弱いのではないかという懸念である。特に今までMicrosoftはセキュリティを蔑ろにしてきたという印象を持たれている。このところ随分と環境は良くなり、セキュリティソフトのインストールが不要になりつつあるけれど、インターネットを飛び交うデータの保護は始まったばかりだと思っている。メールのセキュリティは最悪なので、使わないようにするとか、暗号化も最新技術を使っていくとか、パスワードをより強固なものにするのに数字文字記号ではない生体認証を使ったり、セキュリティを担保できる公的機関が必要になるなど。

新しく購入していくパソコン機器はこう言った事から切り離すことは出来ないと思っている。


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