RaspberryPi4のPoEとe-Paperを同時に繋げる

RaspberryPiのGPIOに対応しているe-Paperを以前購入したのだが、RaspberryPiの販売停止状態によって、使い道が無くなってしまった。GPIOに互換のあるJetsonNano2Gが故障したようなのでますます動作確認をする環境がなくなってしまいました。

先日色々と調べてみたのですが、BananaPiとかMangoPiとか中国で開発されたRaspberryPi互換とうたっているボードがAliExpressで販売していたのですが、調べると技適の登録が見当たらないので日本では使えなさそう。明らかにWifiのチップが乗っているし、GPIOのピンは40本あったけど、RaspberryPiの機材がそのまま使える保証はない。

悩んだ結果、手持ちのRaspberryPiにPoEのHatが付いていたけど、電源周りのピンの使用のみなら、e-Paperも使えないだろうかという発想に至り改造してみることにしました。

購入したPoEのHatは「Raspberry Pi PoE + HAT、25x25mm冷却ファン付き 802.3at PoE標準のPower Over Ethernetをサポート Raspberry Pi 4 Model B/3B+ 3B Plus用(https://www.amazon.co.jp/Raspberry-HAT%E3%80%8125x25mm%E5%86%B7%E5%8D%B4%E3%83%95%E3%82%A1%E3%83%B3%E4%BB%98%E3%81%8D-802-3at-PoE%E6%A8%99%E6%BA%96%E3%81%AEPower-Ethernet%E3%82%92%E3%82%B5%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88/dp/B09TVQ2ZP9/ref=sr_1_3?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&crid=32U4Q87H3OIGN&keywords=raspberry+pi+poe+hat&qid=1678785226&sprefix=raspberry+pi+poe+h%2Caps%2C200&sr=8-3)」で試してみるとGPIOのピンがながければ突き抜ける仕様になっていたので、以前購入した長い延長ピンを中継して接続してみた。問題なく突き抜けてくれたものの、Hat用の4ピンが届かない。悩みながらアマゾンで4ピンのGPIO用ピンを探していたらGPIOのピンは必要に応じて切断して使おうみたいな説明文がありました。手持ちで切断したらちょうどよい長さになるピンがあるのでは?と思いいい感じのピンを見つけて切断してセットしました。切り方は必要なピンの隣をペンチのハサミの部分で切断する感じ。

4ピンも用意できたので組み立ててPoE電源が通っているLANケーブルを接続したところ問題なくRaspberryPiは起動しました。


次にe-Paperが起動するかどうかをテストします。メーカーのページを参考にしてコマンドラインを入力していきました。

■4.01inch e-Paper HAT (F) Manual
https://www.waveshare.com/wiki/4.01inch_e-Paper_HAT_(F)_Manual#Python

sudo apt-get update
sudo apt-get install python3-pip
sudo apt-get install python3-pil
sudo apt-get install python3-numpy
sudo pip3 install RPi.GPIO
sudo pip3 install spidev
git clone https://github.com/waveshare/e-Paper.git
cd e-Paper/RaspberryPi_JetsonNano/
sudo apt-get install p7zip-full
wget  https://www.waveshare.com/w/upload/3/39/E-Paper_code.7z
7z x E-Paper_code.7z -O./e-Paper
cd e-Paper/RaspberryPi_JetsonNano/
# Make sure it's in e-Paper/RaspberryPi_JetsonNano/
cd python/examples/
python3 epd_4in01f_test.py

設置位置の関係で上下が逆さまになったものの、無事に表示されました。久しぶりにデモ画面を見たけど、発色は悪くないと思います。光の関係はあるんだけど。あとは表示に時間がかかるというのを金額を上げずに解消できればもっと広まるんだろうか、とも思っています。

以前作ったプログラムをそのまま動作させたのですが、何故かエラーを出して動きません。今後はプログラムを改造して色々と表示させたいですね。


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